music essay いつだって、どこだって...with you
                               大三島メモリアルライブ
                               大楠の下で逢いましょう

2004年7月〜8月 21:55〜22:00 FM愛媛にて放送

瀬戸内海に浮かぶ大三島にある大山祇神社の境内で佐田玲子の「いつだって、どこだって...with you」というFM愛媛の番組の公開録音がある、という情報をキャッチ。数年前にもありまして、その時同様特別ゲストとしてまっさんが来る(^^)。入場整理券が必要だが、入場無料とはFM愛媛も太っ腹!その入場整理券を配布する日に、ラッキーにも学校の遠足でその大三島を訪れることになってました。これはもう俺に「行け」と言っているに違いない...って言われなくても行くんですが(笑)。が、運命のいたずらか、整理券は松山にあるFM愛媛本社で配布するという(^^;)。おいおい、大三島でやるんやから大三島で配布せぇーよ(T_T)。

直接販売のコンサートチケットというのは大抵日曜日の発売が多いんで、過去にも何度か早朝から並んで購入してたことはありましたが、今回は平日。いくらなんでもこんなことで仕事は休めないし...。で、いろいろ考えた結果、3年前に担任した生徒が現在愛媛大学の三回生してますので「チケット取ってくれぇー」とメール。二つ返事でOKをもらい、遠足の道中、しまなみ海道の橋の上で「チケット取れました」というメールを受け取りました。持つべきものは良き卒業生です(^^)。

公開録音当日。どこで何を勘違いしていたか7月11日にある、と信じ切っていた虎キチ@愛媛。「明日公開録音ですよね」と黒板で問いかけられても「明後日の日曜日ですよ」なんて暢気に返してた(^^;)。で、チケット確認したら7月10日と書いてある...。公開録音に行きそびれて後悔するところでした(^^;;;)。往きはフェリーで大三島にいざ出陣。以下はフェリーから見たしまなみ海道・来島海峡大橋です。クリックすると別窓で大きい画像が見れます(^^)。

    

今治港から1時間強、大三島の宮浦港に着きました。大山祇神社の場所がわからないので港の人に聞くと「あそこを左に曲がってしばらくすると○○。そこを右に曲がって...」と親切に教えてくれました。で、車を走らせること数分。すぐ着きました(^^)。神社の周りには無料駐車場が何ヶ所かあり、そのうちの一つに駐車。入場無料だし駐車料金も無料。まさにお得な公開録音です(^^)v

近くのスーパーでパンとおにぎりを買っていざ神社へ向かったのは開場30分前の15時30分頃。ちょっと遅いかな、と思いつつ進むとやはりもういっぱい並んでる(^^;)。おまけに係りのにぃーちゃんが「整理券だけをお持ちの方はこちらにお並び下さい」と言ってる??? じゃ整理券「のみ」じゃない人って何持ってんの、と聞くと番号札を持ってると...。どうも朝早くから並んでた人(100名くらい)に配ったらしい。気温30度を越える猛暑が続く7月。さすがの虎キチ@愛媛も朝から並ぶ元気はなかった...。

開場の16時になって入場。会場は神社の境内、パイプ椅子が数百個並んでいる野外(下の右写真参照)。行くの遅かったかな、と後悔してたけど、前から7列目のほぼ中央席をゲット。「あっ、双眼鏡忘れた(^^;)」と思いつつも開演までの1時間、早く日陰にならないかな、と願い待つ。会場内(と言っても野外ですからそこら中で聞こえてると思いますが)には玲子さんのアルバムと「さだまさし白書」とを1曲ずつ交互に流してました。こういう場所でライヴ盤流してるのって珍しいですよね(^^)。会場の最前列にはビニールシートが引かれており、そこに小中高校生50名ほどが入る。おそらくパイプ椅子等の会場準備をしたのかな?島をあげての行事、という感じでした。

    

第1部 公開録音(17時00分〜)

「ひとりじゃないよ」の1番のみ、玲子さんの弾き語りでスタート。

いやー暑いですね。大三島には始めて来たんですが、海があり山があり長崎に似ている。早速ですがゲストをお呼びしたい...と言い始めると会場から拍手。早速のまっさん登場を喜ぶ拍手と感じた玲子さんは「あっ、あの人はスペシャルゲストですから、またあとでね」と(笑)。玲子さんの紹介で奥本忠孝大三島町長と三島喜徳宮司登場、ステージ中央に準備されたテーブルに着席。

町長から大三島は山、海、夕日が綺麗なところと紹介があり、玲子さんがみかんがおいしいと。大三島に来て道を走っていると「ひらめ」とか「車エビ」とかの看板がたくさん目に入った。これも名産なんですね、今夜が楽しみ(笑)、と。宮司からは大山祇神社の紹介があり、大楠は樹齢2600年と言われている。また宝物殿には国宝級の品がたくさん展示されている、と。公開録音に先立ち宝物殿の見学をした玲子はたくさん知ってる人の名前が出てきてびっくりした。源頼朝とか、ねぇ...。「とか」と言いながら頼朝の名前しか言えなかったことに会場内爆笑。そんな話をしている時にどこからか鼻歌が聞こえてくる...。何の曲かと耳を澄ませば加山雄三の「海よ」(笑)。

我らがまっさんの登場です(17時13分)

宝物殿に行ったんならちゃんと見とけよ、と言いながら紺糸裾素懸威胴丸(鶴姫着用の鎧)と正式名をすらすら言うまっさんに宮司も少しびっくりしていた。野外ならでは、ステージに蝶が舞う姿をめざとく見つけたまっさんは「あっ蝶々、こちらは町長」「以前は確かサナギさんでしたね」等と笑いをとる。自分の島「詩島」にも神社があり、太宰府天満宮から御神霊・菅原道真公を勧請していると話すと、是非うちの御神霊も、と三島宮司からお話も(^^)。

まっさんが登場してからはまっさんと玲子さんの独壇場。町長と宮司はほとんど座ってるだけ、さすがよく喋る兄妹です。時間が来た、ということで玲子さん以外は退場となったが、3人がそれぞれ譲り合ってなかなか退場しない様に会場内笑い。最後は町長を先頭に、まっさんが宮司に扇子で仰がれながら歌舞伎のような感じで歩いて退場(笑)。

第2部 伊藤嘉晃ミニコンサート(17時30分〜)

地元愛媛県今治市にある日本食研(株)マーケティング部・宣伝広告課長(課員はいないと本人談(笑))の伊藤嘉晃氏が登場。10年ほど前のNHKのど自慢のグランドチャンピオン大会で優勝したほどの実力者。「♪お腹ぐぅぐぅ煮込んでぐぅぐぅ...」と歌うハンバーグの宣伝の歌(地元愛媛でTVCMが流れてます)を作って歌ってるのが私です、と自己紹介があるとみんな納得。虎キチ@愛媛も全く知らない人でした(^^;)がこの紹介でよくわかりました(^^)。

玲子さんは「焼き肉焼いても家焼くな」のCMは知ってるけど...と言うと伊藤氏「それ、消防署からクレームついてるんです」と(笑)。伊藤さんと玲子さんは以前も一度日吉村(愛媛県)で一緒に歌ったことがあるそうです。今日の曲は町から頼まれて作った曲、みなさんほとんどが地元の方ですから、ほとんど知らないと思いますが(笑)。

1 鶴姫伝説

第3部 佐田玲子ミニコンサート(17時38分〜)

1 破

こんなすばらしい楠の前で歌ってる自分がみんなの目にどんな風に映っているのかちょっと心配。心配といえば今日は「いつだってどこだって with you」という番組の収録なんです、お忘れの方も多いと思いますが(笑)。さだまさしが来るっていうんで訳もわからずここに来た人もいるんじゃないかと思いますが、本当は収録なんです(笑)。で、番組を聞いたことある人は拍手を...。やっぱり少ないですね(^^;)。毎日9時55分から、たった5分間しかやってない(笑)けどやってますから聞いてくださいね。

2 風待ち
3 さくら
(森山直太朗さんの歌)

長崎で自分の叔父の精霊船を流した時の話。この叔父は父の戦友でもあり、父が敬礼しながら流れていく船を見送っている姿を見て、見てはいけないものを見てしまった、と後悔した。戦争は終わったけれど心の中の戦争はまだまだ終わってないんだな。

4 戦友会

人の死って年齢順だと思っていたけど、ここ数年そうじゃない出来事が続いている。昨日元気で、って別れた人が次の日に亡くなる、今朝電話で話したあの人が突然の死を迎える。長崎にいる友人で4歳の子を持つ母が旦那さんを亡くした。普段はそんなそぶりを見せないのにある時ふと「私、旦那と一緒に過ごした部屋にあまり入れない。何度も出たり入ったりしているとあの人の香りがなくなりそうで」と言われて胸がじーんとした。最後はその友達のことを歌にした曲を...。

5 声を聴かせて

まっさんに合わせてステージのセッティング変更。その間に恒例の兄妹漫才(^^)。前半部でまっさんが登場してからほとんど喋らなかった町長を、控えめな町長(笑)、よく今まで町長職をやってこられたなぁ(笑)、と。普通の町長はこうやってマイクを向けると自分でマイク取って喋り出す人が多いのに。

第4部 さだまさしミニコンサート(18時26分〜)

大三島には初めて来たけど、これをきっかけにいろいろ調べ物でもしようかな、と思ってる。最近は作家活動も盛んにしてますから(会場内拍手)。ここに来て、何の歌を歌おうかな、と思ってたんですが、とりあえず夏らしい歌から...と言って「北の国から」を始めると会場内笑い。笑ってないで一緒に歌ってよ、のまっさんの一声で場内合唱。

1 北の国から

プロ野球界が今大騒ぎだけど1リーグ制への出来レースを見てるみたいだ。一番良いのは巨人を2つに分けて巨人どおしで日本シリーズやればいいんだ。そしたらあの人も喜ぶだろう。プロ野球はあの人の持ち物なんだから。言ってること聞いてるとそうとしか聞こえない(笑)。日本ハムファイターズが北海道に本拠地を移してから「北の国から」を応援でも使ってもらってる。先日、君が代をもし別の国歌に変えるとしたら、というアンケートをどこかが実施したらしいが「北の国から」という回答が4通あったそうだ(笑)。

2 案山子

2曲目も夏にふさわしくない曲でした。「お前も都会の雪景色の中で」なんて、この暑さの中どうやって想像すればいいんだ(笑)。夏・長崎からにゲストで来てくれたBEGINが、歌が平和に一役買えるということに感銘を受け、沖縄がアメリカに占領された6月23日前後に沖縄で歌の日コンサートというのを4年前から実施している。今年、呼ばれもしないのにそれに行って歌ってきた。

協賛がオリオンビールで楽屋に山積みになってた。飲もうと思ったら「出番が終わってからにしてくれ」と言われたんで自分の出番が終わって飲んでたら南こうせつに呼ばれた。何だろう、と思ってよく考えたら神田川でヴァイオリン弾くの頼まれてたんだった。酔っぱらってて神田川の前奏で精霊流し弾いてしまった(笑)。それが終わってまた飲んでたら今度はBIGINの涙そうそうの前奏も頼まれてたんだった(笑)。その時も、そして今日も、自分に責任のないコンサートというのは気楽で楽しい(笑)。

次の歌は有名な一番売れた曲を...。あっ、有名と言っても君たちは知らないと思う(と言いながら前列に座っている小中学生に)、まだお父さんの方にいた頃だと思う(笑)。こういうギャグで子供が笑うんじゃない(爆笑)。

3 関白宣言

お父さん救済キャンペーンの話(丹原町コンサートの2曲目のあと参照)。さっき温泉(虎キチ@愛媛注:大三島にあるマーレグラッシア大三島。瀬戸内海の海水を沸かした海水風呂がメイン)にも行って来たし、塩の工場も見学してきた。いい島ですね。

4 関白失脚

昔、小泉八雲は日本は妖精が作った国だ、と言ったけど、その妖精はいったいどこに行ってしまったんだろう?八雲の言う、欧米の合理的な部分さえも輸入してしまった「日本人によく似た外国人」になってしまったのだろうか。コンサートはもう既に3000回を越えて日本全国いろんな街を歩いた。こうやって歩いていると日本もまだまだ捨てたもんじやないな、と思う。

昨日まで秋に発売するアルバムの曲作りや録音をしていた。その忙しい時に玲子に呼ばれた(笑)。今日このまま松山に行って明日一番の飛行機で帰って来いと言われてますが、そのまま帰るわけがない(笑)。明日はゴルフしてから帰ります(笑)。今度は是非コンサートにも来て下さいね。コンサートでは今日よりももっとたくさん...喋ります(笑)。

5 秋桜

エピローグ(19時21分〜)

まっさんのミニコンサートが終わると、奥本忠孝町長、三島喜徳宮司、伊藤嘉晃さん、そして玲子さんが再び登場。会場のみんなとともに唱歌「ふるさと」を歌って収録は終了した。

始まった時は日陰も少なくかなり暑かったのですが、まっさんが登場する頃には観客席は周りの木々の陰に入り結構涼しかった(^^)。帰りの時間には既にフェリーは運行しておらず(^^;)、しまなみ海道を通って帰路につきました。移動は片道1時間強の同じ愛媛県内なのに移動費が往復で5000円弱(^^;;;)。でも、入場料自体は無料でしたし、何より元気なまっさんと玲子さんに会えたことが嬉しい(^^)。お二人が一緒にステージに立つのを生で見るのは2回目ですが、ホント2人とも生き生きしてて漫才(笑)の息もぴったり。今回が2年ぶりの収録でしたが、毎年やって欲しいな、と感じる公開録音でした。

 

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