第2章 コンサート

    

休日のコンサート、ということで開演はいつもより1時間早い17時。それに気がついたのが前日の夕方(^^;)。危ない危ない。もう少しで遅刻するところでした(^^;)。コンサート前の足湯、というちょっと贅沢なツアー気分だった前回同様、今回も足湯に入ってから行こうと思い少し早めに出発。道後温泉駅前の足湯に近づくと随分たくさんの人、人、人。さすが休日だ、と思いつつもそれにしても多いな、と考えつつ16時まであと数分という時間であることに気づきました。

この足湯のすぐ横には、坊ちゃんからくり時計(写真上)というのがあり、午前8時から午後10時の間は1時間ごとにからくりが動くんです。みんな、それを見に集まってたんですね。と考えてる間に時間は16時に。普段は写真左のような状態である時計台が、この時ばかりは写真中央のようにせり上がり、小説・坊っちゃんでおなじみのキャラクターたちがたくさん登場します。数分で終わったかな、と思った途端、右端のようにマドンナだけが再び登場し、松山の観光について少しだけ紹介してくれます。道後温泉駅はJR松山駅から市内路面電車で20分程度の距離ですし、坊ちゃん列車という蒸気機関車型の珍しい路面電車も走ってますので、松山観光の際は是非からくり時計もご覧下さい。もちろん、足湯も、ね(^^)。

おっと、観光案内のページのようになってしまいましたがコンサートに来てるんでした(笑)。虎キチ@愛媛な愛媛観光ページもこちらにありますので、よろしければご覧下さい。さあ、コンサートコンサート(^^)。

会場に着いたのは開場時間の16:30分頃でした。35周年グッズを何か購入しようと思い散策。Tシャツ(\3,500)かスポーツタオル(\2,000)か最後まで悩んだのですが、最終的にTシャツ(写真下左)を購入。前面右下から後面左下にかけて「Anniversary MASASHI SADA」とゴールド文字。後面右下に35周年ロゴがプリントされてます(^^)。本当はスポーツタオルと両方欲しかったけど、さすがに予算オーバー(涙)。ちなみに右の写真も会場でゲット。それは何なのか。それは最後まで読んでみてのお楽しみ(^^)。

  

緞帳が閉まったままの状態で「唐八景」(おそらく録音しているもの)が流れ、それが終わると静かに緞帳が上がる。まっさんはまだステージ上におらずメンバーの演奏が始まると元気よく登場(^^)。
(開演17時8分)

第1部
1 長崎小夜曲
2 絵はがき坂

〜MC〜
今年は松山で2回目のコンサート。毎年だいたい1回だが、年2回(虎キチ@愛媛注:以前の声がれ事件のこと)来たこともある(笑)。35周年コンサートとしてやってるけど、まだ30周年コンサートのDVD売ってるんだけど(笑)。ただ、マネージャーの広田が「40周年やれる保証がない」(笑)というもんで、やれるうちにやっておかなきゃと思った。今回はステージ上に10人いる。道具ではなく人に金をかけようか、と(笑)。

3 指定券
4 最終案内
5 フェリー埠頭

〜MC〜
列車、飛行機、船、と別れの歌3部作、別れの陸海空をお送りしました(笑)。ちなみに、ソロになって初期の「帰去来」「風見鶏」「私花集」の3枚のアルバムから1曲ずつの選曲になってます。列車の旅といえば、停車中に窓から駅弁買ったことを思い出す。あれ、お金を渡してからじゃないと絶対くれなかった。短い停車中にお釣りもらえず発車したらどうしようとドキドキしてた。船といえば紙テープ。そんなに親しくない友人でもあれが切れる瞬間に「ひょっとしてこの人のこと好きなんじゃないだろうか」と錯覚に陥ることがある。その錯覚のまま結婚してしまった人もいるだろう(笑)。今は駅弁も紙テープもほとんど見られなくなってしまった。紙テープの雰囲気といえばジェット風船で少し味わえるかな(笑)。

今は大半がメールだけど、昔はみんな手紙だった。手紙というのは、いつ届くか、というドキドキ感がよかった。それが今や送信ボタン押したら一瞬だから...。便利・豊かと引き替えに失ったものもたくさんあるような気がする。

6 殺風景
7 春雷

〜MC〜
にぎやかな曲は2曲まで、と決めてます(笑)。お客さんも、3曲以上やってると手拍子もズレてきちゃうし(笑)。次でとりあえず1部は終了です。お互い年とってきちゃったから、1時間歌って休憩、もう1時間歌ったら終わり。そんなコンサートにしたいな、と。2列目での双眼鏡、今日はOKです(笑)。

1部の最後にメンバー紹介を。先日ぎっくり腰で何日かツアーを欠席したベース・岡沢、高校の2年先輩でもあるドラム・島村、ハイファイセットのギタリストであったギター・松原、演奏で怪我したことはないけどボケて転けて怪我したことのあるマリンバ・宅間(この日もメンバー紹介を省かれそうになって見事なコケを披露)、日本一のパーカッション奏者のキムチこと木村、そして管楽器の二人、庄司とボブサング。特にボブは真面目な外国人で目の色変えて取り組んでいます(笑)。最後は森山直太朗のサクラ独唱のピアノでもおなじみの倉田。

8 フレディもしくは三教街
(1部終了18時4分)

第2部(開演18時20分)
9 北の国から
10 案山子

〜MC〜
北の国からのメインテーマから、ゴローのテーマ、ジュンのテーマ、蛍のテーマ、そしてメインテーマと5曲続けてお送りしました(笑)。先日、過去のスケジュールを見ていて、コンサートスケジュールとドラマ・北の国からの放映開始を照らし合わせると、1980年の12月15日の夜に倉本先生のお宅でこの曲を作ったことに気づいた。千春が先日心筋梗塞で倒れたけど、人ごとじゃない。

35周年のアルバム作りが1月から自分に内緒でこっそりと進んでいたようで、いろんなアーチストがトリビュートアルバムという形で参加してくれて感謝している。その曲の中に1曲もヒット曲が含まれてないこと、そして自分と同じレコード会社の人が一人も含まれてないことに、たくさんの人に支えられてきたんだなと改めて感謝している。それと同時に、美空ひばりさんの曲で1枚のアルバムを作らせていただいた。これは初の出来事らしい。息子のカズヤさんに「さだだったらいいだろう」と言われた。今朝、雪村いずみさんから「秋桜の歌詞がわからないから送って」と電話いただいた時にそのことを話したら「すばらしい。そのアルバムもすぐ送りなさい」と言われた。雪村さんといえば、ひばりさんと一緒に一時代を築いた姉妹のような関係の方。その雪村さんと息子さんに認められたことは凄く嬉しい。トリビュートアルバムとひばりさんのアルバム、片方だけ売れるのはまずいので両方とも(笑)。

11 献灯会

〜MC〜
東京中野の明治寺に120体ほどの観音様がいる。数えるたびに数が違うそうで、その時は「ご出張に行かれている」と言われる。

12 秋桜
13 関白宣言

〜MC〜
関白宣言がヒットしたのは今から約30年も前だった。あの頃はまだかろうじて男の権力が残っていた時代だった。今は全く残っていない(笑)。そしてお母さんが変わってしまった。30年前のお母さんは、子供のことだけ見てた。もっと小さいうちに抱きしめてあげて欲しい。抱きしめてあげられる時間なんて、その子の一生に比べたらほんの短い期間。あっという間に「うるせえババア」(笑)、と言われるようになってしまうんだから。小泉八雲は、日本の女性は日本が作った最高の芸術品とまで言った。

今の子供たちは言葉が不自由、語彙が少ない。プロ野球の外国人選手が良くキレているがあれも言葉を知らないから、ああするしか表現方法がないからキレている。今の子供たちもあれと同じ。秋葉原の事件のあと、誰に聞いても「いつかあんな事件が起きるんじゃないかと思ってた」と言われる。予測できていたのに防げなかったことが残念だ。昔の日本はいつでもどこでも、誰にでもあいさつが出来ていた。そんなとこからやり直して行かなきゃなんない。

14 天然色の化石
15 防人の詩

〜MC〜
防人の詩が出た頃は、さだは暗いと一番言われてた時期。ファンは弾圧されてただろうね(笑)。レコードジャケットは座布団の下に隠したり、隠れマサシタンなんて呼ばれてたりして(笑)。

お釈迦様は「人生は苦しい物」ということを発見されたと言われてる。「苦しい」と思って生きてるといいことあったら凄く楽しい。苦しさを楽しみながら生きていきたい。どんなに苦しくったって、寝て起きたら新しい1日が始まる。家族のバトンを、そして自分のバトンを次の世代へと繋いで欲しい。

16 まほろば
17 修二会
(第2部幕19時52分)

〜アンコール〜
アンコールの拍手が鳴り響く中、緞帳が降りた状態のままキムチさんの奏でる太鼓の音が鳴り響き始めて、緞帳が開くとしばらくの間、キムチオンステージ。そしてそのまま風に立つライオンの演奏に繋がっていきました。
18 風に立つライオン
(20時4分)

風に立つライオンのエンディングで、天井から数百枚の紙飛行機状の物がくるくる旋回しながら落ちてきました。それを1枚ゲットしたのが最初に書いたハート状のゲットした物です。横に並べてあるのは阪神の鉛筆。これは天井から落ちてきたわけではなく、このハート状の物体の大きさがわかるように並べて写真を撮っただけです。天井から降ってきたと言っても前から10列目くらいまででしたので、みんながゲット出来る物ではありません。35周年ロゴの入った非売品のコンサートグッズは大きな宝物になります(^^)。が、そのおかけで天井ばかり眺めていたので、いつものように会場に向かって笑顔で手を振りながら去っていったであろうまっさんの姿を目に焼き付けることはできませんでした(^^;)。まっさん、ごめんなさいm(_ _)m

いつもより1時間早く始まったコンサートは、当然といえば当然のごとく、いつもより1時間早く終了。この時期、プロ野球・阪神タイガースは残り10数試合を残して勝敗数が巨人と全く同数というデッドヒートを繰り広げており、携帯の電源をいれてすぐに経過チェック...同点だ。ローソ○でこの日新発売のカルビおむすび(これ、凄くおいしい(^^))と大福を購入して食べながら帰宅。テレビ付けるとまだやってた。延長戦です。まっさんを堪能したあとはビール飲みつつ阪神を応援。まさに至福の1日ですね(^^)。試合は同点のまま延長12回引き分けに終わりました(後日、10月8日の直接対決で敗れ優勝は巨人(涙)。最大13ゲーム差あった差をひっくり返されたメイクレジェンドという歴史的敗戦となってしまった)が、まっさんに元気をもらったし、今回も楽しい充実したコンサートでした。

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