第2章 コンサート

    

今回は少し早めに着いたので、道後温泉(写真上左)に立ち寄りました。県民文化会館から歩いて15分くらいと手頃な距離ですし(^^)。と言っても、のんびり温泉に浸かるほどの時間はなかったので、足湯です。道後温泉には無料で入れる足湯が10ヶ所ほどあるようです。市内電車の道後温泉駅を降りるとすぐ目にはいるのが時計塔と足湯。この日も結構観光客が入ってました(写真上中)。で、少し移動すると、とあるホテルの横に隠れるようにして存在していたちっちゃな足湯(写真上右)がありましたので、ここで10分ほどくつろいでから、県民文化会館へ移動しました。コンサート前に温泉なんて、贅沢な小旅行、という感じでした(^^)v

足湯でくつろいで会場入りしたのは、開演10分前くらいでした。最前列ではありましたが、ステージ向かって右から6番目とかなり右よりの席(^^;)。でも、まっさんはよく見えそうです(^^)。緞帳は会場の物をそのまま使用していました。
(開演18時4分)

1 道化師のソネット

〜MC〜
最初の挨拶。いつものように遅れてくる人たちに向かって「いらっしゃいませ、いらっしゃいませ」と言うのも忘れない(^^)。松山はゴールデンウイークのNHK(虎キチ@愛媛注:NHKの深夜の生放送、大型連休もさだまさしが2007年4月29日0:10〜1:40に放送されたが、このシリーズ6作目は松山からの生中継であった)以来となる。今日は3569回目のコンサート。お互い年とってくると、こうやって生きて会えたというだけで幸せ(笑)。

2 白雨(12弦ギター)
3 眉山

〜MC〜
今日、伊丹十三記念館に行ってきた。1時間くらいで観れるだろうと思っていたけど、とてもじゃなくて、後ろ髪引かれる(笑)ような気持ちで戻ってきた。引かれるほどはないけど、前髪よりは後ろ髪はあるんです(笑)。映画・眉山に出演してくれた宮本信子さんに「行ったよ」って連絡したら、記念館の人から「さだが来た」と連絡あったみたいで、既に知っていた。3作とも映画になってプレッシャーを感じつつ、小説の4作目が完成している。早ければ5月頃には発売できると思う(拍手)。

去年は、1月に静岡のコンサートを体調不良でキャンセルしたから、謝ってばかりの1年だった気がする。謝った、といえば世の中もそう。食品偽装(虎キチ@愛媛注:不二家のプリン・シュークリーム、ミートポープの牛肉コロッケ、石屋製菓の白い恋人、赤福の赤福餅など多発)とか、食品偽装とか(笑)...食品偽装とか(笑)。でも、誰に対して何を謝るのかを明確にしないと、謝っている意味がない。世界タイトルの彼(虎キチ@愛媛注:亀田大毅は、2007年10月11日の内藤大助に挑戦したボクシングWBA世界フライ級王者決定戦にて反則技を連発。最後は投げ技まで披露(^^;)。1週間後にようやく開かれた謝罪会見はわずか数分で終了。本人は何も語らなかった。)は、まあまだ子供だからある程度仕方ないとしても、横綱(虎キチ@愛媛注:横綱・朝青龍が腰痛と疲労骨折で夏巡業を休み帰国。しかし、地元でサッカーに興じている姿でテレビで流れ、物議を醸した。)ともなれば...。もうどうせ謝らないのなら、思いっきり開き直って悪役に徹した方が良かった。俺だったらサッカーボール持って行って会見したけどな(笑)。

でも、周りが横綱とは何たるかを教えてないんだろうな。史上最強の力士と言われている双葉山は不滅の69連勝をしたけど、当時は今みたいに年6場所もなかったから、69連勝というのは実はまる3年負けてなかった。連勝は関脇の頃からスタートして、大関を無敗で通り抜けて横綱になっても勝ち続けた。でも、その双葉山以上の力士がいる。なんと全勝優勝したそのすぐあとに引退表明した。いろんな節があるが、髷(まげ)が結えなくなったからという節もある(笑)。相撲界の規律とは、そのくらい大きな意味を持つものなんだということを今の横綱に教えて欲しい。

ちなみに、この栃木山、引退して6年も経った奉納相撲大会に出場して当時の横綱を投げ飛ばして優勝してしまった。それだけ大人げない人だったということで(笑)。

4 雨やどり
5 パンプキンパイとシナモンティー

〜MC〜
この「雨やどり」という歌は、ライブ録音でのレコードで、ライブ盤は売れないという当時の定説を覆した曲。笑い声は若いお嬢さんの声だったのに、今では...(笑)。今日は4年に1度しかない日だけど、よくぞ歌ってるな(笑)。まあ、おまけみたいな1日ですから、ゆっくりやりましょう(^^)。

最近の人は先祖を大事にしなくなってきている。まずは生きている先祖(笑)を大切にしないと。幸い、親父が88でお袋が82、いや、昨日83になった(拍手)けど、二人とも元気でいまだによく喧嘩をする。先日も喧嘩してお袋が「絶対お父さんより先に死んでやる。死ぬ間際に言ってやるんだ」って言うから、「何を?」って聞くと「まさしはあなたの子じゃないのよ」って(笑)。

その親父が昨年、入院した。玄関先で滑ってコケた。化繊の靴下ですべったらしい。「えっ?今、化繊って言わないの?じゃ、何て言うの」と最前列の人と会話。残念ながら、その時はステージ向かって左の方で話してたので虎キチ@愛媛のいた方とは逆側(涙)。最前列の人から「ナイロンとかポリエステルとか」と聞くと、何でもそうやって横文字にするのは良くない。ストーカーと言わずになぜ変質者と言わないのか?ドメスティックバイオレンスなんて言わずにちゃんと家庭内暴力と言わなきゃだめ。横文字にすると軽く見られちゃう。

で、親父がこけて動けなくなった。その場所は1階でその時お袋は2階にいた。「おぉーーい」と叫んでも反応がないので、そこら辺にある物で壁等を叩きまくってた。まるで修二会の時の宅間のように(笑)。今のギャグがわかった人は、相当の通です(笑)。その頃、お袋は「下で何か物音がする(笑)、お父さんあれは何」と隣にいるはずの親父の部屋に行ったが親父がいなかったので、降りて行ったら親父が叩いてた(笑)。「私の耳が良くてよかったわねぇ」と言うと「もう1時間も叩いてた」と怒られた(笑)。病院に行って調べると大腿骨を折ってた。だいたいこの辺(笑)。手術室から出てきてチューブとかで繋がれている親父を見て、さすがのお袋も「やっぱりかわいそうかねぇ」って(笑)。

親父の場合は怪我だったから、治るという確信のある入院だったけど、中にはゴールの見えない病と闘っている人もたくさんいる。そういう人は、もちろん凄く頑張っている。頑張っている人に向かって「頑張って」なんて、なかなか言えない。

6 窓

〜MC〜
今年で35周年になる。5年ごとに記念コンサートやってたらきりがないんだけど、40周年の保証がないから。自分たちの活動ってある意味、置き薬屋に似ている。1年振りくらいに現れて薬箱の中の減り具合見て、胃薬が減ってるけど、いい薬がありますよ。はい、Mist(笑)。

メンバー紹介。もう横綱にはなれない(笑)、仏教界のドラフト1位候補のピアノ・倉田。つっこみは出来ないボケ担当のギター・石川。漢字も英語も出来ないパーカッション・宅間。何度か一緒にしたことはあるけどツアーで一緒なのは初めて、酒好きのギタリスト・松原。パーカッション界のキムチこと、木村。銀座生まれ、銀座育ちの江戸っ子って言ったら神田生まれ神田育ちの奥さんに江戸っ子じゃないと言われたベース・岡沢。

7 桜桜咲くラプソディ(バイオリン)
8 加速度
9 主人公

〜MC〜
占いは占いであって、未来はいくらでも変えられる。分岐点で迷ってどちらかを選んで失敗しても、この程度で済んだ、あっちを選んでたら大失敗してたって思うことにしている。

最近の日本人は日本語が下手になってきている。これは会話がないから。もっと会話をしよう、それもおじいちゃんおばあちゃんと会話をしよう。マニュアル通りにしか喋れない店員ばかりになってきているから、深夜にコンビニ行ったら、どこへ行っても「いらっしゃいませこんばんわ」としか言われない。「毎度ありがとうございました」なんて「またーあーしたぁー」としか聞こえない(笑)。言葉はもっと、体温で話さないといけない。新幹線ひかり号での話(平成13年日本架空説コンサートの10曲目の前のトーク参照)。

私が言葉の大切さについて、ステージでこれほど言っているにもかかわらず、コンサートが終わって楽屋に戻ると「おつかーさーでした」って言うマネージャーがいる(笑)。

10 都忘れ
11 賢者の贈り物

〜MC〜
35年の歌手生活のうち21年同じ日に歌ってきた。「長崎から」が終わって去年、1度限りという気持ちで「広島から」を行った。ゲストに来ていた山崎まさよしから「さださんのお客さんは歌が上手い」と誉められた。あんたたち、上手いんだってよ(拍手)。客が誉められると嬉しいね。コンサートの翌日、広島球場の球場長から「音がうるさいという苦情が1件も来なかった」って驚かれた。20年間、長崎から広島に向かって歌ってきたことで、広島の人たちにも何か伝わったのかな、と嬉しくなった瞬間だった。

12 赤い月(バイオリン)
13 1989年 渋滞
14 胡桃の日

〜MC〜
胡桃の日の余韻で拍手が鳴り続ける中、「マリンバは宅間でした」という紹介の後、もう一度、メンバーの名前を順に紹介。最後に、司会進行はさだまさしでした(笑)。最後はいつもの、元気で、とお願いしてます。ここまでくると、こっちが先に死ぬか、そっちが先に死ぬか、ですが(笑)。元気でまた会いましょう。

15 Mist
16 かささぎ

(1幕20時38分)

〜アンコール〜
17 51
18 〜落日
(最後は会場内合唱)
いつものように、ステージ上手、下手でそれぞれ深々とお辞儀をしたあと満面の笑顔で両手で客席に手を振りながら去っていった。メンバーの演奏するエンディングメロディが流れる中、緞帳が降りてきて終幕。
(終演20時52分)

以前のコンサートで、トークは下手側が多いと言われてましたが、確かにそんな感じでした。でも、こっち方面でも何度かトークで来てくれて目の前で話していたときもあって感動。愛媛県民文化会館の最前列とステージの間は2メートル弱?でも、ステージが結構高く、座っての目線だとステージをかなり見上げるような感じで見ないといけませんでした。下手側から6番目の右寄りの席だったので、レフト側のスピーカーの音はおそらくあまり耳に入らず、音を聞く場所としては最悪の場所なんでしょうけど、最前列という優越感がそれらをかき消してくれました(^^)。

コンサート終了後、会場から出るとやや小雨。走って駐車場まで戻り、帰りの車中はMistで復習(^^)。3時間のコンサートのアンコールが1時間続いているような感覚に陥りつつ、帰宅後カップ麺すすりながらビール飲んでいい気分で寝ました(^^)。次は半年後、9月23日の35周年記念コンサートです。半年後にまたまっさんに会えるなんて、今年は結構ツイテるかも(^^)。

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