観戦記４３

第１７回夢ツアーで観戦。京セラの内野１階席は初めてかも？　結構グランドも近く感じる反面、ファールボールもよく飛んできます。

先発は西(写真下左)。オリックスからFA入団し、防御率２点台と期待どおりのピッチングをしてくれているものの援護に恵まれず、ここまで５勝７敗。でも、安心してマウンドを任せられる投手で、この日も初回は２者連続三振を含む三者凡退で危なげない立ち上がり。一方、広島の先発・床田から福留がヒットで出塁するも無得点と投手戦になりそうな予感でしたが…。

２回、突然乱れた西は３四死球で１死満塁としたのち、小園にタイムリーを許して０−１。しかし、その裏、四球で出た大山を梅野(写真下中)がタイムリー二塁打で返して同点、西がヒットで続いたあと、近本(写真下右)が逆転タイムリー。２−１となった３回、再び西が…。無死からの４連打を含む被安打５で４失点、２−５と劣勢に…。その３回表の攻撃中に、広島・緒方監督は先発・床田に早々に代打を送り継投策に出ました。それで流れが変わったか、３回裏以降、両チームとも０行進、試合が小康状態となってきました。ちなみに、隣席の兵庫Sさんが買い物のために席を経った３回表に猛攻を受けたこともあり、虎キチ＠愛媛から離席禁止令が(笑)。でも、そのおかげで、以降の失点がなくなったでしょ(^^)。

３塁側内野席は今までも何度か観戦したことあるんですが、甲子園や京セラはアウェイ感なし、３塁側とはいえ半分以上、いや８〜９割が黄色だったんですよね。ただ今回の相手は広島、ちょっといつもと勝手が違って周りはみんな赤(写真下左)。６回１死満塁から得点出来なくて(涙)も、ジェット風船も飛ばした７回に無死１・３塁で無得点(大泣き)でも、みんなで応援続けます。そうみんなで、と思ってふと１塁側観客席に目をやると、ライトスタンドも含めて空席が目立ってきてました。６〜７回の拙攻と風船飛ばしが終わったこともあり、岐路につく人が多かったようです。甲子園ではこんなこと、あんまりなかった記憶なんだけど…。甲子園と京セラだと、客層も少し違うのかな？

ちなみに、下の写真の右端に映っているボールは、福留のファールボールです。２０１６年の観戦ではサイクルヒットを見せてくれた福留。夢ツアーではいろいろプレゼントしてくれる選手です(^^)。指を負傷しながらゲットした大阪Ｇさんは、周りの観客からも「見せて」とせがまれたり、写真撮影をされたりと、その一瞬はアイドル並みの人気でした。でも、周りって、広島ファンのはずだけど…。まあ、ボールに広島も阪神もないですけどね(^^)。おそらく今頃、見知らぬ誰かのフェイスブックやインスタにアップされているかもしれません。

さて、兵庫Sさん効果(笑)もあって、西は５失点のあと４〜６回を被安打１の無得点に抑え、７回能見、８回島本、９回岩崎が無失点リレー。４回以降は広島打線をわずか２安打に抑えており、安心して見ていられました。でも、打線の方は、４〜８回の５イニングで５安打５四球の１０出塁も無得点と、相変わらずの拙攻続きで、全く安心できません(^^;)。でも最後まであきらめちゃいけません。そう、最後まであきらめなければ、何かが起きる！　こともあるんです(^^)。

９回。マルテがヒット、ソラーテが四球で作った無死１・２塁から、２球目を振り抜いた大山(写真下左)の打球はそのままライトスタンドへ一直線。夢ツアー史上初、そして虎キチ＠愛媛の観戦史上も初となる逆転サヨナラ３ランは、打った大山自身も人生初となるサヨナラアーチだったようです。ヒーローインタビュー(写真下右)が、３塁側だから見えなくったっていいんです。こんな凄い試合を生で観戦できたってことが最高なんです。この日の六甲颪の大合唱は格別でしたね。

余談ですが、上にも書いたとおり、７回終了時点であきらめて帰った虎ファンも少なくありませんでした。そして、試合終了後の余韻の間に、敗戦の鯉さんチームファンの多くも岐路につきました。試合終了後の盛り上がりが終わって帰る頃には、かなりスムーズに移動できました。逆転サヨナラ勝ちって、こういう効果もあるんですね(^^)。試合終了時間が２２時を回っていたこともあり、祝勝会はなしで、JR大正駅、大阪メトロ、阪神線、自転車(笑)とそれぞれがそれぞれの岐路につきました。

夢ツアー史上最高の試合、と言っていいかもしれないこの勝利で、夢ツアーはめでたく１０勝目(詳しくは夢ツアー勝敗表を御覧ください)となりました。来年は夢ツアー成人式となる１８回目。これ以上の試合はなかなか観れないかもしれないけど、仲間たちと素敵な一夜を過ごせたら、と思っています。

阪神vs広島　２０回戦

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