さだまさし・佐田玲子トークLIVE〜ふるさとからの便り〜
                               FM愛媛公開録音       

2005年11月27日 20:00〜 FM愛媛にて放送

玲子さんのFM愛媛の公開録音も早3回目。毎年...とまではいかないまでもそれに近い恒例行事となりつつあって、そして何よりゲスト・さだまさし、というのも暗黙の了解的な既定路線。3度目にして「佐田玲子の...」という番組名が消え、「さだまさし」が先に来ちゃいましたもんね(^^;)。もうこうなると、誰の何の番組なんだか、どっちがゲストなんだかわかんなくなっちゃいました(^^;;;)。でも、玲子さんも嫌いではないけれど、おそらくまっさんがゲストに来てなかったら参加しないだろうな、と思います。たぶん、そういう人、多いでしょうね。トークも歌も上手い佐田玲子、あとは運だけなんだけどな。まっさん同様、売れるといいね(^^)。

さて、今回のチケット購入に際し、1つだけ問題点が。実は約2ヶ月前、高知県民文化ホールのさだまさしコンサートのチケットを買っていた。なぜ高知かはそちらのページを見ていただくとして、そのコンサートが11/19、そしてこのトークLIVEがその前日の18日(^^;)。いや、2夜連続まっさんだなんて確かに夢のような2日間になるんだけど、市外(18日西条:自宅から約1時間)と県外(19日高知:自宅から約4時間)に2夜連続となるとさすがにねぇ。でも18(金)、19(土)と曜日の巡りも良く結局両方行くことにしました。これが土日と続くと月曜以降の仕事に影響が...と悩んだでしょうが、でも結局は行ったと思います(笑)。

さて、この公開録音が全席自由席というのもおなじみのパターン。少し早めに会場に行きましたが同じこと考えて並んでいる人たちが約40名。その後ろに並び開場を待ちますが、開場時間には数百人の長蛇の列になってました。座ったのは5列目のほぼ中央(E20)。会場内は3年前と同じく緞帳はかかっておらずステージの様子がわかる状態になってます。ステージ中央に机があり、イスが3つ。おそらく玲子さんとまっさん、そして伊藤市長が座るんだろう、と予測。そしてステージ向かって左のちょっと奥にグランドピアノが。倉田さんかはたまた玲子さんの時に使うのか、この段階ではわかりませんでした。

開演時間が過ぎ、客席が徐々に暗くなっていきます。そしてステージ上にスポットライトが当たると思うと突然にぎやかな音楽が。ミラーボールが回り「レディースアンドジェントルマン」で紹介が始まりマジックショーでも始まるかのようなにぎやかな音楽が鳴り響きます。無理矢理連れてこられた人の中には、今からさだまさしが出て来るとは夢にも思わなかった人もいるだろう。しかしステージ上にはスポットライトが当たっているものの、玲子さんやまっさんの姿はなし。にぎやかな音楽は2分以上続きます。そしてようやく「みなさんこんばんわ」という玲子さんの声にまっさんも続きます。
(開演18時36分)

なんと登場は客席後方からでした。下手側から玲子さん、上手側からまっさんが、客席の間を握手攻めにあいながらステージへ。「中央じゃなくて通路側に座れば良かった」と思ったのは言うまでもありません。二人がステージに上がると早速兄妹漫才の開始です。イスには座らず、机の前、ステージの一番前の中央で漫才がスタートしました。

昨日はボジョレヌーボの解禁日であり、まっさんは渡辺俊幸さんと昨晩飲んでたらしい。二人で5リットルの樽をほとんど開けたとか(^^;)。で、この日の朝空港で玲子さんと会った時は二日酔いであったらしい。西条は水がおいしく美人が多い。でも今日は...と客席を見渡すまっさん(笑)。ゲストのこーちゃん(伊藤宏太郎西条市長をまっさんはこう呼ぶ)はいい人だ。2003年に来た時もいろんなものもらったから(笑)。今日入れてもらったコーヒーもおいしかった。

西条市長登場(18時50分)

市長を真ん中に挟み、下手側にまっさん、上手側に玲子さんが座る。平成の大合併で西条市も大きくなり人口約12万都市となった。市長は日本一住み易い街をめざしているという。ナスがおいしく玲子さんを通じて長崎の自由飛行館に送ったことがあり、お客さんにも好評だった。またみかんの旨い街であり、みかんは皮こど食べるとおいしい。皮が一番甘い、とも。ただ、皮には農薬などが付着しているのでよく洗ってから、ということです。柑橘系を髪にかけると良い、と聞いたまっさんはすかさず「送ってくれ」(笑)。まあ、ここらあたりまでは、テーマである「ふるさと」について順調に語られてました。

こーちゃんが「前歯に虫歯があって、さださんの『雨やどり』じゃないけど、前歯から虫歯がキラリンになったらいけない(結構歌知ってますね(^^))ので笑うときには気をつけないと」と言うと、虫歯かの話題から差し歯へ、そして差し歯がのいた弟のエピソードから弟の家族の話題へ。弟の家族は弟はもちろん、嫁さんも息子もみんな顔が大きい、という話題にまで発展。いつもどおり話はどんどん脱線し収拾がつかなくなっていきます(笑)。

なんとか玲子さんが話を戻し、市長が10月27日の園遊会に参加した時の話題に。天皇陛下から「西条市長さんですか。昨年は台風水害でいろいろ大変でしたね」と声をかけられ凄く感激した、という話。西条市に限らず、愛媛では台風でなくなった人もいたが、残されたみんなで一生懸命頑張っている。天皇陛下のお言葉を市民のみなさんに伝えなくてはならない。西条市は農業に加え工業も発達し自給率が70%である。たとえ日本が駄目になっても西条だけは生き残れる、そういう街にしていきたい、と強く抱負を語っておられました。

ふるさとというのは、自分をいつでも迎えてくれるところであり、最近方言が若い子の間で流行しているらしいが、これはとてもいいことだと思う。

市長が退場し、次のミニコンサートへとステージ作りが行われている間、まっさんと玲子さんがトークでつなぎます。あそこまでよく喋る市長は珍しい(笑)、でもあれだけ西条自慢をするんだからホントいい市長さんだな、とも思う。玲子さんが「まずは私が歌ってそれからさだまさしさんに」と言うと、「私も歌うの?」とまっさん(笑)。最近、綾小路きみまろみたいになってきてるよ、とつっこまれてました(笑)。

玲子さんのバックバンドとしてピアノの方がこられてたようですので、やはりまっさんはソロのようです。

第2部 佐田玲子ミニコンサート(19時47分〜)

1 ひとりじゃないよ

高校卒業と共にさだ企画へと入社し、最初は電話番していたが、方言が出てしまうため電話がとても嫌いだった。でも今はそうは思わない。長崎の放送局でやってる番組がインターネットでも聴けるようになっている。これも長崎弁で喋ってるんだけど、カナダとかアメリカから「九州弁が懐かしい」とメールが来たことがある。今は、方言っていいな、と思えるようになった。

2 島原の子守歌
3 風待ち

西条市に限らず、その街の風や水、空気が街を作って行くんだな、と思う。

4 たいせつなひと

玲子さんのステージが終わり、続いてまっさんのステージ。そのセッティングの合間に再び兄妹漫才。「実は今日は8時には終わってくれ」と言われてた(既に8時を回ってる(笑))のだが、こういう時間(セッティング)が無駄なのだ、と言いながらセッティングするスタッフの方を二人で凝視(笑)。まだ何か喋りたかったようである(笑)が、ステージそでのADから「急いで」という指示が出たようでセッティング完了次第曲へ...。

第3部 さだまさしミニコンサート(20時16分〜)

1 案山子

歌い始めて33年目になるが「何を歌ったか」は忘れても「どこで歌ったか」は意外に覚えてる。東大寺や薬師寺、そして最近は武道館でも歌った。最近「とこしへ」というアルバムを出したが、あるはがきが来た。「さださん、私のためのアルバムをありがとう」という、としこさんからの手紙だった。「としこへ」と勘違いしたらしい(笑)。

最近またテレビによく出るようになったが、トークは全く緊張しない(笑)。でも歌は緊張する。特に紅白のような一発勝負の1曲だけ、なんて時は歌詞を間違えたらどうしよう、と思う。この曲の時なんて特に...と言いつつ次の曲に入る。

2 北の国から

曲は何枚売れたかではなく、いかに長い時間みんなに口ずさんでもらえるかが大切だと思う。その意味では、「北の国から」はそんなに売れたわけではないけど、みんなに愛された曲だった。

さくら号最終乗車の話(詳細は高知県民文化ホールのさだまさしコンサートをご覧下さい)。昔は東京−長崎は雲仙号で23時間57分、さくら号でも18時間30分くらいかかってたのに今は飛行機で1時間半。ふるさとへ帰る、というありがたみが薄れてきているのではないか。明日は高知ですが、一昔前ならこんな時間までここにいたらどうやって行けばいいかわからない。便利になった分、我々の仕事は忙しくなった(笑)。

3 さよならさくら

サッポロビール冬物語のイラストの話。これも詳細は高知コンサートをどうぞm(_ _)m

4 冬物語

長崎にブライアンというカナダ人のお坊さんがいる。彼が一番好きな言葉は「外道」(笑)。「外道」というのは仏教用語では「仏の教え以外の道」ということで、自分の歩く道以外にもいろんな道を認めなければならない、ということを教えている、という。

最後は、いつもの元気と勇気の話。

5 秋桜

エピローグ(21時1分〜)

再び佐田玲子、伊藤市長も登場。伊藤市長によるとまっさんは8時31分の列車で高知に向かう予定だったらしい(^^;)。このあとどうやって行ったのかな?まあまだ列車の動いてる時間だからそれに乗ったんでしょうね。西条駅はまっさんを待ち伏せするファンでごったがえしていたような気がしますが(笑)。二日酔いのまっさんは、朝さんざん打ち合わせをしたあと、「ところで今日俺は何すればいいんだ?」と聞いたとか、今日の客層は「NHKののどじまんのようだ」(笑)等、最後の最後まで爆笑トーク炸裂です。玲子さんが「私は司会進行じゃないのよ」と言うと「えっ?違うの?」と。「朝二人が進行って話したでしょっ」ってもうどこまで本当でどこまでがネタなんだかわかんない(^^;)、とにかくまだまだしゃべりたりないようで、なかなか収支がつかないまっさんでしたが、最後は玲子さんになだめられるようにして終了。
(終演21時4分)

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