第2章 コンサート

会場に入ると、緞帳は開いたまま(まさか、「緞帳がない」ってこたぁーないだろうから(^^;))でステージがまる見え。中央にまっさん用のマイクとギター3本。向かって左手後方に石川さん用のギター及びマイク、右手後方に宅間さん用のマリンバその他ごちゃごちゃ楽器の嵐。

(開演18時5分)
1 案山子

〜MC〜
「はじめて保内町にお邪魔しました。僕のコンサートを初めてご覧になる方?」と質問。会場の9割くらいが拍手で応える。本日は初心者メニューでお送りいたします。初めてコンサートに来たとき、最も心配なのが「果たして知っている曲が出るだろうか?」ってことですから、4曲(笑)はやります。じゃなかったら、「あれは本当にさだまさしだったんだろうか?所ジョージではなかったのか?」と疑われても困るから…。

2 雨やどり
3 線香花火

〜MC〜
よく他の芸能人に間違われる、という話。うどん大陸(まっさんは四国をこう銘々した(^^;))といえば、志度カントリー倶楽部での事件。また、数年前のレコ大では、駐車場で守衛さんに所ジョージと間違われたこともあるという…。

4 関白宣言
サビの部分で手拍子が入るのだが、さすが初心者中心のコンサート。手拍子が表打ちと裏打ちの2種類が…。さすがのまっさんもずっこけて、演奏を途中で止める。「すいませぇーん、手拍子統一してくれますか?」に会場大爆笑。再開後、宅間さんの手助けもあり、なんとか裏打ちで統一できて、ほっ。(^^) 2番の歌詞で「姑 小姑 かしこくこなせ」の部分で「姑 小姑 こ…」と歌っちゃって本人赤面。ほんとに真っ赤だったから、マジで間違えたかな?(笑)(歌い直す前に「俺、ホントに間違えた。」とコメントあり。石川さんと、宅間さんに深々と頭を下げ照れながら、ごめんなさいをする。) 「姑 小姑 怖い」って言おうとしてたような…。(笑)

〜MC〜
「関白宣言」は一番売れた曲だけど、一番有名な曲は「北の国から」という話。北海道の富良野の駅では電車が止まるたびに「北の国から」が流れるらしい。駅に着くとね…。(と言いながらそのまま曲へ) 「ご存じの方は。一緒にどうぞ!」

5 北の国から
途中から、会場一体となる大合唱。さすがに、知らない人は居ないと言う名曲。

〜MC〜
富良野のタクシーの運転手さんに「私しゃ16年ずぅーと聞いてるから、いいかげんにしてほしい」と怒られたらしい。ドラマがスペシャル版に替わる時に、「曲を替えよう」という話が出たらしいが、「あの曲を聴くとあの景色が出てくる」という程イメージが固まっていて、替えることが出来なかった。曲を聴いて景色が出てくるのは日本では「北の国から」と「男はつらいよ」くらいだ。(笑) (会場から手拍子が…)

5.5 「男はつらいよ」の主題歌
             (1番だけですが熱唱(笑))

ついに出ました、「最前列の双眼鏡」攻撃。(^^)v 虎キチ@愛媛長年の夢(笑)が叶った瞬間でもありました。ちゃんと虎キチ@愛媛の前(と言ってもまっさんはステージの上ですけど…。でも保内文化会館は比較的最前列とステージとの距離が近くて、高さも低い。距離的に2m弱しかなかったかな?)まで来て、視線もばっちりこっちを向いて。確実に、間違いなく、虎キチ@愛媛に向かっての「最前列の双眼鏡は止めなさい」攻撃でした。

まっさん「それ、倍率何倍なの?」
虎キチ@愛媛「10倍くらいかな?」
まっさん「毛穴まで見る気じゃないの?」
場内笑い。

というおなじみの会話も交わされました。

6 秋桜

〜MC〜
ある地方でコンサート終了後、スタッフ等と呑んでいた時の話。その筋の方と見受けられる人に、さだまさしが来ている、ということが見つかり「一曲歌え」とすごまれたが、酒を呑んでいたしコンサート後ということもあり、声帯に負担がかかる、ということで丁重に断った。しかし、その後も聞こえよがしに「歌えよな」とか「ケチケチするんじゃねぇよ」とかブツブツ言っているので、まっさんはやおら席を立ち、(すごみのある声で)「お前、俺が歌を歌わないから文句言ってんのか」とその人に向かって言った。店内には緊張が走る。そしてまっさんは(ちょっと、なよなよっとした声で)「じゃあ歌わしていただきます」(爆笑)

そのとき、やたらウケた。「これは使えるっ!」と思ったまっさんは、また別の町で同じ手を使った。ある時ある町で呑んでいるとき、「一曲歌え」と言われた。「来たぞ来たぞ」と内心笑いをこらえながら、最初は丁重に断った。もちろんこれは作戦である。しばらく断っていると、案の定相手はブツブツ文句を言い出した。「ここだ」とばかりにまっさん、席を立ち(すごみのある声で)「お前、俺が歌を歌わないから文句言ってんのか」。するとその人「あっ、いえ、すいません。」って謝っちゃった。

おまけにマスターが危険を察知し、二人の間に入り「さださん、おさえておさえて。あんた(その相手の人)も、さださん疲れてんだから、変なこと言ってるんじゃないよ。もう帰ってよ。」とまで言い出して、その人帰しちゃった。まっさんは何度も「そうじゃなくて実は…」と事情を説明しようとしたが、怒ってると勘違いされてるから、マスターは聞いちゃくれない…。他の客は「さだまさしってすぐ怒るって勘違いしてるだろうなぁ」…。(笑)

7 pineapple hill
8 ムギ
9 佐世保

〜MC〜
おなじみ、血液型の話です。そしていつも通り会場調査も行われました。B型の虎キチ@愛媛は「B型の方、拍手お願いします。」とまっさんが言ったときに当然拍手をしましたが、まっさんがめざとく見つけてくれまして、「あんた、やっぱりB型! いいねえ、うらやましいよ。俺もそうやって自由に生きたいなぁ。」と言われまして、会場またまた爆笑。ちゃんと双眼鏡攻撃のオチをこの血液型の話でつけるとは、まっさんに脱帽です。でもコンサートで2回も話しかけてもらえるなんて最高っ!(^^)(^^)(^^)

10 道
11 桜散る

〜MC〜
桜の花びらが散る時に落ちる速度、牡丹雪の降る速度、源氏蛍の点灯速度がだいたい秒速50cmであり、日本人には秒速50cmがちょうどいいのかも、という話。蛍が灯りをつけたり消したりしているさまは、日本の蛍独特のものであり、海外のはついたまま、というのが多い。灯りがついてるような、ついてないような様子は、YESのような、NOのような、とはっきりしない日本人そのものである。

小泉八雲(ラフカディオ=ハーン)が”日本の生んだ最高傑作は日本の女性である”と言ったのは遠い昔のことのようで、今の女性は…(笑)。女性に限らず、日本はどこかおかしい。TVが駄目にしている。すべて東京中心に動いているから…。首都機能を移したり、TV局も分散しないとダメだ。東京生まれの東京育ちの人は今の東京を嘆いているだろう。みなさんだって、この保内町に他の町からたくさんの人たちが移り住んで来て、その人たちの好きなように町を変えていかれたら嫌だろう。日本は東京に何もかも集まり過ぎている。

12 無縁坂
13 精霊流し

〜MC〜
八幡浜というと、山崎(仮名です)万太郎(満太郎かな?)という話。まっさんの知り合いで、愛媛に来るとよく一緒に呑み歩いたそうである。まっさんの息子の大陸君が、一時「ウルトラマンタロウ」に凝っていた時期があり、ウルトラマンタロウは実在していると思っていて、まっさんに「ウルトラマンタロウに会いたい」とねだったことがあった。その時まっさんは「ウルトラマンタロウは知らないがヤマザキマンタロウなら知ってる」(笑)と言うと「すごぉーい」と息子に感動された(笑)そうである。その万太郎さんも、3年ほど前に癌で亡くなったが、この地方にくると彼のことを思い出さずにはいられない…。

14 桜月夜
15 修二会
(この2曲をまさかこのバンド構成でやるとは夢にも思わなかった…)

〜アンコール〜
16 風に立つライオン(これだけカラオケでした)
「風に立つライオン」のエンディングメロディーの流れる中、まっさんはいつものようにステージ中央、右手、左手でそれぞれ客席に向かって深々と頭をさげ、大きく手を振りながらにこやかにステージを後にした。終演後も、緞帳は開いたままであった。
(終演21時1分)

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