観戦記３６

夢ツアーでは、３年連続の７月の甲子園。連敗中のため、なんとか勝ちたいところです。今年は５月１１日、１２日の坊っちゃんスタジアムのヤクルトvs阪神の観戦で連勝、そして高校野球愛媛大会でも我が新居浜東高校が１１年ぶりのベスト８進出。初戦から第３戦まですべて応援(というか、写真部顧問として撮影に行った、という方が正しいかな)に行った虎キチ＠愛媛が出張で行けなかった準々決勝で敗退という、球場に行けば５連勝、行かなければ負けている２０１３年度。５月の坊っちゃんの連勝時にも着ていた藤本ユニフォームジャージを着込んでの今季甲子園初観戦です。

２０１３年夏の高校野球愛媛大会　新居浜東高等学校活躍の様子

さて、先発はエース能見(写真下左)。ますます負ける気がしない観戦スタートです。その能見、期待通りの全く危なげないピッチング。初回、三者連続三振と最高のスタートを切ると、２回以降もDeNA打線を全く寄せ付けず、５回までに９奪三振。そして、一人のランナーも出さないパーフェクトピッチング。逆に打線はコーコランに畳みかけ、初回１死１・２塁、２回２死１・２塁、４回無死満塁と大量得点………になるはずの攻撃なんですが(^^;)。４回２死満塁から能見自らが先制タイムリー(写真下右)を放ち何とか１点取りましたが、４回までで６安打２四球でわずか１点(T_T)。残塁の山、山、山…。

打って、投げて、今日は能見デーだ、と盛り上がっていた６回、先頭打者の宮崎に初ヒットを打たれてから、まさかまさかの…。一挙に５安打を集中され３失点(T_T)。１−３と逆に２点リードされた後も、６回１死２塁、８回１死１・２塁と得点のチャンスは作るものの相変わらずのタイムリー欠乏症(T_T)。９回にザラテが捕まりダメ押し点まで奪われて、結局チャンスは作るものの点に結びつかないというイライラが頂点に達するようなゲームでした。

が、そのイライラ感を払拭してくれるような出来事(動画です。音も出ますから注意。)がありました。これ、虎酔会っていうメンバーなんですが、夢ツアー仲間の大阪Gさんも入ってます(笑)。とにかく、応援を楽しんでるんですね。そして、楽しむだけでなく、周りをも笑いに巻き込み楽しませてくれます(^^)。例えば、DeNAの攻撃が盛り上がってレフトスタンドから応援歌等が流れてくるわけですが、中には聞き取りづらい部分もありますよね。そうすると「もっとはっきり喋れ。何言っとるか聞こえん。」と一人が言うと、もう一人のメンバーが「お前の言っとることも聞こえてなーい。」とツッこむわけです(笑)。こんな関西のノリそのもののやりとりがひっきりなしに行われるわけで、それ見てるだけでも楽しかったです。

ちなみにこの動画。プロ野球ファンならご存じのとおり、この立ったり座ったりの応援は広島カープ方式ですね。で、新井貴は広島から移籍してきた選手ですから、その応援を、と思って始めたかどうかは知りません(^^;)が、虎酔会は新井貴の時だけこの応援をやります。しかも…。１回目の打席は自分たちだけでやってるんですが、２回目以降の打席が近づくと、周りの観客に向かって「次、新井さんですからね。みんなでやりましょう」と、誘ってくるんです(笑)。その誘いにノッて始めちゃう人が出てくるもんだから、３打席目くらいになると、かなりの人数でやっちゃってるわけです、立ったり座ったり(笑)。試合も後半になってくると新井貴の打席が楽しみになってきている自分がいたりします(笑)。いや、打撃結果というよりも応援が、ね(笑)。でも広島ファンが見たら怒るぞ、と思っていたら、見透かしたように団長さんが「広島の応援団に許可貰ってますから大丈夫です」って言ってました。ホンマかいな(笑)。

試合終了後、敗戦に足取りは重かったんですが、団長さんが「お騒がせしました」と言ってましたが「楽しませてもらいました。ありがとうございます。」とお礼を伝えずにはおれませんでした。ちなみに彼らはそのあと、観客席のゴミ拾い等をして帰ってました。真のファンってああいう人たちなんだな、と感心させられました。

グランドをあとにして、甲子園駅までのラッシュはいつもどおり。ケンタッ○キー前で少し時間をつぶして駅が空いてから、と考えていましたが、なかなかその様子もなかったので、ぎゅうぎゅう詰めの駅に向かい梅田に戻りながら、いつものように流れ解散。試合途中で「そういえば夢ツアーの勝敗ってどうだっけ？」「結構負け越してるんじゃ？」という話題になったので、調べてみると今日の敗戦でちょうど５割になってしまったようです。最初は凄くよかったのに２０１０年代に入ってからというもの(^^;)。そろそろ夢ツアーで勝ちを見たいな、と思った夜でした。

阪神vs横浜DeNA　１３回戦

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