第2章 コンサート

久しぶりの野外コンサート(1992年の長崎から以来)、かつ久しぶりの広島市民球場(2002年5月以来)でしたが、野球場での野外コンサートは初体験。2階席ということで入場前は「どんな風に見えるのかな」と少し不安もありましたが、球場入りして席について安心。上の写真(コンサート中は撮影できませんが、開始前と終了後は特に撮影規制されてなかったと思います)のような光景で、マウンドの投手...じゃなくって、マウンドあたりに立つまっさんの姿も十分見えるようですし、正面に近いし、直射日光は一塁側を差しており3塁側2階席は暑い時間帯もわずかでした。また、このコンサートは第5回夢ツアー第一夜でもあります。

(場内アナウンス開始16時59分)
ウグイス嬢風に、1番・石川、2番・島村、3番・岡沢、4番・宅間、5番・松原、6番・倉田と放送するのに合わせて、1塁ベンチからメンバーが順に登場。名前だけでなく、島村さんの時は「ヤクルトファン」、宅間さんの時は「元不良」など、一言加えることもあった。メンバーのスタンバイが終わったところで、アストロビジョンに花火が上がり、「先発投手はさだまさし」の声に合わせてまっさんが広島カープのユニフォームを着て登場。

先発・さだまさし
1 長崎小夜曲(所々「広島小夜曲」と歌う)

〜MC〜
長年の夢が叶った瞬間。今日は、20年分のアンコールのつもりで聴いて欲しい。長崎ほど暑くないので、次にこの曲を...。

2 がんばらんば(withズバンバダンサーズ)

〜MC〜(まっさんが3塁側にあるヒーローインタビューのような台(上部写真の左下)で喋ってる間にゲストがセッティング。今日はずっとこの流れです。)
今年は広島市民球場50周年の年。球場でやるので、1回、2回とゲストを野球の攻撃回数のように紹介します。球場だからといってジェット風船とばさないように(笑)。あっ、でも8回のあの人の時に、「加山さん」と呼んだらみんなで飛ばして欲しい。

1番・佐田玲子(17:17〜)
3 電車の中で

〜MC〜
心の平和を目指して。

4 どうせ捨てるものならば

〜MC〜(まっさん)
今年は21年ぶりに長崎にいない8月6日を迎えた。長崎では「まだまだ長崎から」といってアマチュアの連中が頑張ってくれ1200人が集まった。長崎からも第1回は3000人ちょっとだった。それが10000、20000人となり、今日はついに32000人のこの球場になった。

2番・チキンガーリックステーキ(17:31〜)
5 YES NO
6 氷の世界

〜MC〜
明後日の11日に広島のクラブクアトロでソロコンサートを開きます。

7 Let's go to the live

〜MC〜(まっさん)
こんなところで喋っているとなんだかヒーローインタビュー受けているみたいだ(笑)。レフト側の観客席から声が聞こえないと指摘があり、PAの和田のミスとわかると、「さあみんなで、和田アホー」と叫びまょう。せえーの、でほんとにみんなで叫びました(笑)。こんな、客がいっぱいいる中でカープも試合するといいだろうね。あとはどうすればいいか、みんなで考えてください。

3番・September(17:45〜)
8 花明かり
9 蒼い羽
10 A moment to remember

〜MC〜(まっさん)
球場では最前列の双眼鏡を許す(笑)。こうやって21年間やって来たけど、1度も雨が降っていない。20分ほどだけ降ったことがあるけど、その時歌っていたのが雨男の呼び声高い南こうせつさんだった。彼のマネジャーの名前が嵐という(笑)。きっと彼の名前のせいだ。前日降水確率100%と言っていたのに降らなかったのは、歌うてるてる坊主・谷村さんの時だった。

4番・コロッケ(18:02〜) 入場途中でコケる
11 かあさんのうた
(松山千春のものまね)

〜MC〜
今日は感動を呼ぶような歌はありません(笑)。

12 チューリップ(田原俊彦のものまね)
13 ずいずいずっころばし(和田あきこのものまね)
14 団子三兄弟(堀内孝雄のものまね)
15 おさるのかごや(北島三郎のものまね)
16 契り(五木ひろしのものまね:動きはロボット風)

〜MC〜
最後は、まじめに秋川雅史を。初めてやるんですが、ウケたらテレビでもやります(笑)。

17 千の風になって(秋川雅史のものまね)

〜MC〜(まっさん)
最後の曲は途中からどうなるのか期待しながら見ていたが最後までまじめだった(笑)。長崎からでは20年間でゲストが74組出てくれた。のべにするともっと多くなる。加山さんなんて11年連続だし。次は代打。サプライズゲストの登場です。

5番・山崎まさよし(18:19〜)
18 アンジェラ
19 妖精といた夏
20 One more time, One more chance
21 晴男

〜MC〜(まっさん)
さっきオーロラビジョンって言ったけど、それは三菱のなんだって(笑)。これはPanasonicのアストロビジョンです。それから先ほどから妙に日が当たらないな、と思ったら、あそこの看板(レフトスタンド後方。ステージから見るとちょうど夕日のある方向)がステージに直射日光が当たらないように太陽の動きに合わせて動かしてくれているらしい。ありがたいことだ。ここにあるステージやその他機器はすべて今日が終わるとすぐに撤去する。まるで夜逃げ屋本舗みたい(笑)。次は6回目の参加となるBIGIN。

6番・BIGIN(18:50〜)
22 恋しくて
23 島人の宝

〜MC〜
次の歌で「イーアーサーサー」と歌ったら「イーアーサーサー」と、「ティーリ」と歌ったら「シターリー」と続いて欲しい。では練習を、と言って会場中が合唱。それからカチャーシー(沖縄の踊り)の手の動き方講座。目の前に窓があって、それを開けて、閉めて、開けて、閉めて、という感じ。時々シャッターを閉めるとなおいいそうです。確かに、それなりに見えます(^^)。

24 かりゆしの夜

歌い始めて、歌詞を間違えたのかSTOP。「間違えた。ちゃんとやりたいから」と言って再度やり直し(笑)。そして終わって今度は、「せっかくやったカチャーシーはここで、と言うのを忘れたからそのまま終わっちゃったよ」と言って、その部分だけやり直し(笑)。そこでまっさん登場「スタンドでみんなが座ったままカチャーシー踊ってる見て異様だった」って(笑)。次はヴァイオリンを、と言われて「俺、五十肩であがらないの知らないだろ」(笑)

25 涙そうそう

終了後、レフトスタンドからウェーブが始まる。そのまま、ライト、1塁側、バックネット、3塁側とウェーブが一周。

〜MC〜(まっさん)
(ウェーブが終わるのを待ってから)人間って楽しみを自分で見つけるものなんだねぇ(笑)。ジェット風船を飛ばすのは、ここが発祥だって知ってた?

7番・根本要(スターダストレビューのVo)(19:26〜)

〜MC〜
ヒット曲がないので知ってる曲がないかも。では、チャレンジ曲第1弾を。

26 木蓮の涙

〜MC〜
なかなか売れなかったので目立とうと思って長いタイトルの曲作ったら、同時期に横浜銀蠅も長いタイトルの曲(お前サラサラサーファーガール おいらテカテカロックンローラー)を出したので負けた(笑)。

27 ブラックペッパーのたっぷり効いた私の作ったオニオンスライス

〜MC〜(まっさん)
ジェット風船の準備いいですかって言われたって、んなもん持ってきてない...と思ったら3列ほど前のおばちゃんが束で持っていたので、大阪Sさんが「くださぁ〜い」と声をかけてもらってくれました。いつも福井Tさんに膨らませてもらっている兵庫Kさんがメールでお願いするも、たまには自分で膨らましてください(笑)、との返信。まっ、当然福井までは膨らませに行けません(^^;)。かくして、虎キチ@愛媛と大阪Sさんを含め、かなり本数は少なかったけど、ジェット風船もあがり加山さん登場。でもまっさん、ジェット風船はホントは7回ですよ(^^;;;)。

8番・加山雄三(19:44〜)

28 星の旅人

〜MC〜
今年で古稀になりました。でも70になっても弾きますよ。

29 蒼い星くず
〜30 夜空を仰いで
〜31 夜空の月
(3曲メドレー)

32 旅人よ(withまっさん)
33 海 その愛

9番・さだまさし(20:05〜)

34 きみのふるさと

〜MC〜
いよいよ20年間言い続けてきた集大成。平和はもらうものではなく守るもの。平和を守るのは力仕事である。

35 関白宣言

〜MC〜
20年間言い続けてきたが、あなたの大切な人の笑顔を守るために自分に何ができるか考えて欲しい。まずは1歩動くことが大切。文句言っているだけでは何も進まない。

36 戦友会

〜MC〜
戦争になると恨みもない誰かに銃口を向けなければならない。僕にはそんなことはできない。自分の子供たちに、2度とそんなことをさせないためにどうしたらいいのか、考えたい。

37 道化師のソネット

〜MC〜
今日は3517回目のコンサート。こうやって歌わせてもらうことが幸せ。今日は長いコンサートで初めての経験をしている。こうやってメンバーの顔を見ながら(真ん中のまっさんを囲むようにメンバーが配置されている)歌っているけど、やっぱりいつもの方がいい。

38 修二会

〜MC〜
第1回目の長崎からは長崎の松山ラグビーサッカー場であった。ゲストであった村下孝蔵は今はもういない。生きるということは死んでいった人の分まで生きないといけない。長崎の伊藤一長元市長がああいった形で亡くなってしまったのは残念だ。毎年長崎からには、広島での式典の後で必ずかけつけてきてくれていた。一長市長は戦友の一人だ。今日も、元気だったならここに来てたと思う。そういう人だった。

「長崎をあきらめない。平和をあきらめない。まだまだ日本をあきらめない。」 こう言い終わると同時に次曲の演奏が始まる...。

39 広島の空
40 長崎の空
41 祈り
(ゲスト全員と会場全員で合唱)

「この想いは今日から未来に向かってみんなで伝えて」のメッセージと共にステージをあとに...。(第1幕21:05)

〜アンコール〜
照明が落ちてグランド中央のまっさんを照らす数本のスポットライトのみの光の中でのギターソロ。
42 天然色の化石2006
43 51
〜44 落日
(2曲メドレー)

「幸せになろう いつか必ず 約束をしよう 幸せになろう」を会場内大合唱。演奏が終わって「約束したよ」と一言残して去っていくまっさんの優しい顔が印象的でした。(第2幕21:24)

45 遙かなるクリスマス
(終幕21:36) 終幕後もしばらく拍手鳴りやまず...。

ゲストが多かったこともあり、まっさんの出演時間が短くなり、それに比例してトークの時間も短くなってネタらしいネタのない、いつもと違うコンサートでしたが、非常にメッセージ色の強い、まっさんの言いたいことがストレートに伝わってくるコンサートでした。「20年間の集大成」という言葉は我々ファンに向けられた言葉でもあり、自分自身にも課した言葉だったんだろう。まっさんの思い、確かに受け取りましたよ(^^)。中でも最後の「広島の空」「長崎の空」「祈り」の3曲続きは感動もの、一緒に祈りを歌いながら感動の涙が止まりませんでした。20年+1年続いたコンサートの最後を見届けた、という充実感いっぱいの2007年8月9日でした。広島まで行って良かった。最後の時間を、まっさんと、そして仲間たちと共有できてよかった。

コンサート後、居酒屋に移動し、夢ツアー仲間と歓談し、楽しい1日は終了しました。

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