第2章 コンサート

高知でのコンサート以来約4ヶ月ぶりのコンサート。ひとつのツアーに2度参加する、ということはほとんどないため、そういう意味でも少しだけいつもと違った感覚のコンサート。あの時と曲は少し変わっているかな、トークはどのように変化してるかな、といろんなことを考えながら我が家から1時間ちょっとの愛媛県民文化会館まで車を走らせました。旅のお供はアルバム「とこしへ」。毎日の通勤でも聴いてるんだけど、やはりとこしへツアーの気持ちを盛り上げるためには欠かせません(^^)。

さて、今回のコンサートはもう一つ楽しみがあります。うちのホームページの落書き帳=黒板に時々やってきてくれるRさんとの対面です。コンサートに行く、というのは以前から聞いて知っていたのですが、コンサートの数週間前に「こちらは9列目の35番ですが席は何番ですか。時間があれば少しお話しできるといいですね。」とメールしたところ「偶然というのは恐ろしいもので、私の席は10列目の35番です。」と返信がありました(@@)。こんな偶然ってあるんですね。ひょっとして赤い糸で結ばれているんではないだろうか、と思われるような偶然ですが、二人とも男(^^;)ですので本当に結ばれていると困ります(^^;;;)。コンサート前後、あるいは高知公演と同じであれば途中休憩があるはずですので、その時に少しお話ししましょう、と約束をして当日を迎えました。ところが、開演5分前になっても現れない。18時ちょうど頃ようやく来られました。仕事でぎりぎりになったようで「初めまして」とほんのちょっとだけ話して、コンサートモードに入ります(^^)。

緞帳は会場のものを使用。開演前の場内放送やステージ構成、そしてトークの大半は高知でのコンサートと同じ。まあ、同じツアーですからしょうがないですが、それでも楽しめるのがコンサートの良さですね(^^)。ということで、以下のレポも重複する部分は省略させていただいております。
(開演18時7分)

第1部
1 さよならさくら
2 長崎小夜曲
(ギター中心の新アレンジ。静かな感じに仕上がってます)

〜MC〜
初めの挨拶が終わるか終わらないかのうちに最前列の横断幕に気がついたまっさん。どうやら「松山のコンサート50回」というような内容だったよう(後ろの席からは文字までは見えない(T_T))で、へー、もう50回にもなるんだ。全体でも今日で3388回になります(拍手)。

それにしてもWBC(虎キチ@愛媛注:ワールドベースボールクラシック。この年から始まった野球の国際大会で、このコンサートの前々日、日本は見事に優勝を決め初代世界チャンピオンとなった)は凄かった。アメリカは自縄自縛だったと思うし、韓国は1回しか負けてないのにベスト4は悔しいだろう。しかしMVPは松坂でなくボブ・デイビッドソン(虎キチ@愛媛注:誤審疑惑で何度も物議を醸した)だろう(笑)。決勝戦は白熱したけど、急場をしのいだ(笑、虎キチ@愛媛注:決勝の相手はキューバ)ね。祝勝会の王監督の笑顔、最高でした。乾杯の時の「飲もうぜ」はよかった。人間というのは何か成し遂げた時にはみんな同い年になるんだな、と思った。

きょうコンサートはだいたいこんな感じ。静かな感じの曲が多いし、途中で休憩も入る。お互い年とりましたから(笑)。特急さくら号の話(詳細は高知コンサート参照)。さくら号は昔は東京−長崎間を18時間半で結んでいたが今は19時間半、1時間も遅くなっている(笑)。特急を早く着かせる必要がなくなってきている。だから廃止されるんでしょうけど。昨日は飛行機で来たけど、あっという間だった。ただ、乗る直前に日本が6対5に追いつかれたのでドキドキしながら乗った(笑)。機長さんが気をつかってくれたようで、ぎりぎりまで出ずに機内のテレビをつけていてくれて福留のタイムリーが出るところまでは見れたので安心して旅立てた。

以上、長崎もの2曲をお送りしました、で済むところを長々と話してしまいました(笑)。

3 冬物語
4 北の国から
(メインテーマ、五郎のテーマ、ジュンのテーマ、蛍のテーマ、メインテーマの豪華メドレー)
5 手紙

〜MC〜
北の国からはいつもと違って豪華メドレーでお送りしましたので、あれは5曲としてカウントして下さい(笑)。3列目くらいに遅れてやってきている人がいて、いつものように「いらっしゃいませ、いらっしゃいませ。ごゆっくりお席をお探し下さいませ」と言ったあと、大変残念なお知らせがあります。あと1曲で1部は終わります(爆笑)。

ここでメンバー紹介。一通り紹介した後に宅間だけ紹介せずに「以上のようなメンバーで...」と言うと、宅間が椅子から派手に転げ落ちる見事な技を披露(笑)。そのまま吉本新喜劇に使えるような転げ方でした(^^)。先ほど松山は50回って言ったけど、私は51回来ている(しばらく間があって客席一部笑、虎キチ@愛媛注:声がれ事件)。宅間もだいたい来てるけど途中何回か抜けた。あの時は岡本さんという可愛いマリンバ奏者が来てくれたけど、もう来ないかな(笑)。可愛いギター弾きでもいいんですよ、石川さん(笑)。

軽井沢音楽祭の話(詳細は高知コンサート参照)。

年の初めにNHKで生放送したけど意外と好評でNHKからまたやってくれといわれてる。毎週は無理(笑)だけど、次は春ぐらいに出来たらいいな、と思っている。そして夏、秋、とそのくらいのペースで出来たらな、と思っている。

6 親父の一番長い日
(1部終了19時12分)

休憩の間にRさんと少し話す。阪神とさだまさしとい共通の趣味だけでなく、年が二つしか離れてないことや、Rさんも以前高知に住んでいたことがあるなど、共通点がたくさんあることを知り、ますます親近感がわきました。

第2部(開演19時22分)
7 小夜曲
8 セロ弾きのゴーシュ
9 October

〜MC〜
のりちゃんとロボの話(詳細は高知コンサート参照)。

のりちゃんと最初一緒に帰ったとき、のりちゃんはほとんど喋らなかったが、あとで「東京を馬鹿にされたらいけないと思って」内容を考えていたらしい(笑)。賢明に考えて出てきたのがベトナム戦争のことだけだった(笑)。江戸っ子ののりちゃんは「し」と「ひ」の発音の区別がつきづらく、「母が神経痛で倒れた」と聞いて「倒れるような神経痛ってどんなんだろう」と不思議に思ってよくよく聞いてみると「貧血」だった(笑)し、「昨日ひよしがりに行ってきた」って何のことかわかんなくて考えると「潮干狩り」だった(笑)。

中学の時、あとになって気づいたが一度も給食費を払った記憶がない(笑)。学校はどうやって処理していたんだろう?卒業直前にそれを担任のロボに言うと「今払え」と言われた(笑)。

10 木根川橋
11 案山子

〜MC〜
昔は貧しかった話(詳細は高知コンサート参照)。1個19円のラーメンを500円で買った話をした時に、「さて何個買えたでしょう」と最前列の人に突然質問(笑)。答えに詰まっていると「脳を鍛えるトレーニング(虎キチ@愛媛注:大ヒットしている任天堂DSのゲーム)やってる?」と(笑、拍手)。先日子どもがやってるの見て、ちょっと貸せ、と言ってやると73歳と判定された(笑)。くやしいのでもう一回やった。

昔は貧しくてスイカをみんなで食べる時に取り合いのようになった。子供心に、将来はスイカの嫌いな人と結婚しよう、と思った(笑)。嫁とつきあっている時、ふとそのことを思い出して「つかぬことをお聞きしますが(笑)、スイカは好きですか」と聞くと「あんまり好きじゃないの」と言うので、この人しかいない、と思った(笑)。しかし、結婚してわかったけど、スイカが嫌いな人の場合は、スイカが食卓に出てこない(爆笑)。以前コンサートでこの話をしたことがあって、たまたま嫁の友人が聞きに来てたみたいで、コンサート後嫁に「スイカくらい出してあげなさいよ」と電話してくれたらしい(笑)。それから出てくるようになった。いろなんとこでいろんな話をしておくもんだ。

ものが豊かになった今でも「ひもじい」という言葉は生きているのかな。「ご利用は計画的に」とテレビで言ってるけど、計画的な人はあんなところに借りに行ったりしない(笑)。計画的じゃないから借りる。学生時代にあんなのがあったら自分はどうなっていたかな。ない幸福、というのもあると思う。幸せというのはみんなのポケットの中に既に入っているものだと思っている。そこにたくさんの不平や不満が入っていくから、そこにあることに気づかなくなってしまっているだけじゃないか、と思う。

12 とこしへ
13 MOTTAINAI
14 女優

〜MC〜
そろそろ終わりの時間が近づいてきました。既にとんでもない時間になってますが、コンサートを短くしようと思うと、ほとんど喋らないかほとんど歌わないかのどちらかしかない(笑)。今年も既に3ヶ月が終わりました。正月にこうしようと誓ったことが既にダメになっちゃった人もいると思うけど、日本には年度始めという言葉もありますから(笑)。それがダメでも下半期、という言葉もあります(笑)し、とにかく今年も頑張っていきましょう。

挫折の人生と長崎からの話(詳細は高知コンサート参照)。

15 天然色の化石(ギター弾き語り)
16 風に立つライオン
(いつものオーケストラ録音のものでなくバックバンドが演奏)
(第2部幕21時6分)

〜アンコール〜
緞帳があがると高知同様ステージ上には大小様々なハート型の風船が浮かんでました。
17 主人公
高知同様、曲が終わるとまっさんを中心にメンバーのみんながステージ前方に並び一礼。メンバーが去ったあと、まっさんが会場を見回し、風船を3名の方に渡して、いつものように手を振りながら去っていきました。
(21時13分)

コンサートが終わりRさんと「8月の坊っちゃんスタジアムで会えるといいね」と言いながら別れました。坊っちゃんが無理でも、来年のこのコンサートではまた一緒になるでしょう。さすがにまた席が前後、ということはないでしょうが、そうなったら本当に赤い糸で結ばれてる(笑)?

全体的に同じトークなんですが、高知公演の時より内容がよりグレードアップしているところが随所に見られました(^^)。曲の方は「精霊流し」が「October」に、アンコールの「奇跡」が「主人公」に代わってたのと、「秋桜」がなくなって曲数が1減ったにもかかわらずコンサート全体の時間は10分も伸びてた(笑)。これは明らかにトークが伸びた(上記に書かれている内容のほとんどは高知ではなかったトークです。「高知コンサート参照」という部分は同じでしたが増えた部分が多いですね。反対に、なくなったトークは冬物語のビールについての話だけでした。)ものであると思われます。1ツアーに2度参加して、さだまさしコンサートはこうやって成長していくんだ(笑)、ということがよくわかりました。

目次に戻る

選択メニューに戻る

虎キチ@愛媛なページに戻る

さだまさしページに戻る