第2章 コンサート

チケット発売日をすっかり忘れてて夜になって大慌てでJCBに電話した今回のコンサート。日曜日ということで17時開演、これをいつもの18時と間違えては大変と何度も何度もチケットを確認し、出発前にはチケット忘れてないか何度も何度も確認(^^;)し、時間に余裕を持って出発。松山の繁華街で少し時間をつぶしてから16時過ぎにはコンサート会場入り。日曜ということで余裕を持ってこられる方が多かったのか、既に駐車場は9割方埋まっており早めに行って正解でした。

16時30分開場。中に入ると緞帳は会場のものではなくスクリーンを使用。スクリーンの右半分くらいに緑の地球が大きく映し出されておりました。開演のベルとともに会場は徐々に暗くなり、地球の左下に小さく「恋文」と縦に文字が現れて...。
(17時7分開演)

0 愛
(スクリーンに地球と恋文の文字が浮かんだまま。まっさんの姿は見えない。「あなたに会いたい」を数度くり返したのち、次曲の前奏とともにスクリーンが開きまっさん他メンバーの姿が(^^))
1 決心〜ヴェガへ〜
(ステージ中央上部にスクリーンがあり、コンサート全般にわたって曲に合わせた景色を映したり、歌っているまっさんの姿を大きく映したりと効果的に利用していた。)

〜MC〜
あっという間に春が来て、昨日は早起きして朝からテレビ(虎キチ@愛媛注:関西テレビ系列土曜朝8時30分〜9時55の「いつでも笑みを」に出演。)にまで出てしまった。上沼さんに喋りで勝つのは難しかった(笑)。そのあと飛行機で松山に来て、することもないのでパチンコ行ったら勝った(笑)。やはり松山はいい街だ。

2 案山子
3 僕にまかせてください
4 道化師のソネット

〜MC〜
「案山子」が発表された頃は学生だったけど、今逆に親の立場になってこの曲を聴くとまた違った感情がわいてくると最近よく言われる。「僕にまかせてください」をヒットさせたのは僕ではなくクラフトだった。「道化師のソネット」は自らが主演した映画。最近ファンになった人にはわからないかもしれないが当時はアイドルだった(笑)。以前からファンの人にとってはもっと理解できないかもしれないが(笑)。

アイドルといえばヨン様。ペ・ヨンジュンなんだからヨン様よりペ様だと思うんだけど、ペ様だとパー様までついてくる(笑)ような気がしておば様たちは怒るらしい。そのヨン様がはじめて来日したときにたまたま同じホテルに泊まっていた。当時はヨン様なんてどなたかソナタか(笑)知らなかった。ロビー前はカメラ持ったおば様たちが占拠していたので、直接地下の駐車場に降りて出発しようとし、先にマネージャーの廣田が待っていた。駐車場にもおば様たちがいて業界の人間とわかり「もう来るの?」と聞かれ「はい」と答えた(笑)。向こうもこっちも主語を省略しているわけで、とりあえず嘘は言っていない(笑)。しばらくしたらヨン様ではなくさだ様が現れた(笑)。でも、ヨン様とさだ様のファン層は同じようなもので「ついでに」(笑)と言って写真を撮って行った。

また、冬のソナタのヒロインであるチェ・ジウは凄いと思う。新潟中越地震のお見舞い金を送った際の記者会見で、丁度撮影中だったため派手なドレスを着ていた。そのドレスを着替える時間がなく、しかし会見内容にそぐわない衣装で失礼にあたるとして、地味なコートを上に羽織って会見場に現れた。今の日本人にそんな気配りの出来る若者がどのくらいいるだろうか。それを出来ない若者が悪いのではなく、それを教えない大人が悪い。今の韓国は大人から子供へそういう習慣を伝える風習がまだ残っていてうらやましい。残念ながら日本にはもう残っていない。

春といえば、緑や桜の色など明るい色を想像する人が多いが北海道の人に聞くと「黒」と答えた。北海道の土は黒色で、黒は雪が溶けて地面が見えたときの色だそうだ。地域によって人によって様々な価値観があることを知っておかなければならない。

5 北の国から(場内合唱)

〜MC〜
 北の国からのメインテーマで「遙かなる大地より」という本当の曲名を知っている人は少ない(笑)。

いろいろと話題の多い今だが、果たして3ヶ月前の出来事をどのくらいの人が覚えているだろうか?3ヶ月前には年金未納問題が問題になっていた。政治家が辞任したらそれで終わり、ではなくもっと追求しもっとみんな怒っていいのではないか。白骨温泉の問題には躍起になって怒っている人が多かったが、怒りどころを間違っている。そんなことは大した問題ではないはずだ。年金問題に比べたらどうでもいいことである。

という話はコンサートと何の関係もないことです。普通コンサートトークというのは次の曲に繋げるために話すんだけど、今の話で歌える歌といえば「いい湯だな」くらいです(笑)。と言いながら1番のみ会場内合唱。今のも1曲にカウントしてくださいよ(笑)。

6 関白宣言 

〜MC〜
関白宣言の最後はいつものように徐々に早くして会場内を盛り上げる。その盛り上がりのまま、まずは宅間、そして他のメンバーの紹介に入る。それにしても宅間は偉い。マリンバをここまでメジャーにしたのは彼の功績が大きい。それまではマリンバを見てほとんどの人が木琴と答えた。その意味では私の功績も大きい(笑)。でも宅間は漢字を知らないんですから〜!残念!!(ギター侍・波田陽区風に)、ジャーンと石川さんがギターを奏でる(笑)。(ヒロシの口調で)宅間です(笑)、乳母車を「にゅうぼしゃ」と読んでしまいました(笑)。純情の「じゅん」は順番の「じゅん」ではありません(笑)。

メンバー紹介の最後にコーラスと参加していたチキンガーリックステーキの6名を紹介。コーラスは3名しかいなかったのにステージには6名登場し、彼らは水につけると増えるんです(笑)とまっさん。それぞれが別に仕事を持っているためなかなか6人が揃うことは難しいんだけど、こうやって土日のコンサートでは揃うことができる。彼らは早くからアカペラグループとして活動してたグループの一つなんだけどデビューは一番最後だった。でも実力はあります。彼らがCDを出したというんで何出したのかと思うとさだまさしのアカペラだった。だったら俺も一緒に入って出来るぞ、ということで1曲...。

7 Close Your Eyes 〜瞳をとじて〜(アカペラwithチキンガーリックステーキ)

〜MC〜
チキンガーリックステーキというバンド名は練習後ファミレスで食事していた時にチーム名の話題になり、その時たまたま食べていたから。CDが売れて在庫がなくなった時にさだ企画から宅配便で送ったら、業者がクール宅急便で送った(笑)。衣装替えてる間にチキガリで1曲...(と言いながら下手からまっさん下がっていく)。

8 春雷(チキンガーリックステーキ)
9 春爛漫
10 愛 
11 主人公

〜MC〜
 最近16歳の子から恋文をもらった。16歳の男の子からなんですけど(笑)。彼は映画「解夏」を観にいってえらく感動したらしい。そして最後の「たいせつなひと」の曲にも感動。一緒に行った友人から、どうも「解夏」の原作者とあの歌を歌っているのは同じ人らしい、と聞いて凄い新人が現れた(笑)と思ったらしい。売店で「たいせつなひと」の入っている『すろーらいふすとーりー』のCDをジャケットもよく見ずに買って帰って中身を見るとなぜかダスキンのおじさんが出てきた(笑)。彼の頭の中で、「解夏」の作者とたいせつなひとを歌う人、そしてダスキンのおじさんが同一人物であることを整理するのに時間を要した(笑)。

彼はこの音楽こそ我々若い世代が聞くべきだと考え友人に布教活動を始めた(笑)。そのためにはスポンサーが必要(笑)、と考えまずは自分の母親を説得しようと思ったら、母親の荷物からたくさんのさだまさしが出てきた(笑)。その日は母子でコンサートに来ていた。母親の影響で子供を連れてコンサートに、というのはよく聞くけど、この母子の場合は出会いが全く別々。凄いなぁと思う。

先日マネージャーの廣田が同じところで2日連続でコンサートをして、1日目は歌だけでトークなし、2日目はトークだけで歌はなし、にすれば倍儲かる、という話をした。それは面白いと思ったが、トークなしの日だけ売れ残ったら嫌(笑)なのでやめた。

12 恋文
13 祇園会
14 黄昏坂

〜MC〜
今の自分の年齢というのは老人でもなく子供でもない。子供の頃から老人のような子供だった(笑)ので、早く老人になりたいとさえ思う。自分の歌のテーマは「命、時間、心」という自分ではどうしようもないものを中心に扱っているが、老人はその年齢まで生きていられた、というだけでもの凄いことである。老婆は1日にしてならず、とも言うし(笑)。もっと若者と話をして、若者からあこがれられるじいさんになりたい。

この話の途中で、上手側の最前列の人から「トークの時はいつも下手側」という声があがり、その声を発した観客の前あたりのステージにあぐらをかいて、じゃああなた中心に喋りますから、と言って話す。でもあなたの前でわざわざ老婆の話をするのは失礼ですかね(笑)、と笑いをとるのも忘れない。こういうやりとりは単なる一歌手のトークの域を超え、まさにプロ級だと思います(^^)。

15 人生の贈り物〜他に望むものはない〜
16 ちいさなおばあさん
17 ふたつならんだ星〜アルビレオ〜

〜MC〜
「人生の贈り物」という曲は2年前の『長崎から』で韓国のヤンさんとはじめて歌った歌。私は、ヨン様より1年も早くから韓国に目をつけていた(笑)。最後はいつもの勇気と元気の話。日本人の元気は1年更新だから、正月を超えたらリセット。また新たな気持ちで今年1年頑張っていきましょう。

18 舞姫 
19 まほろば

(1幕19時53分)

〜アンコール〜
20 遥かなるクリスマス
スクリーンに、歌っているまっさんを映し出し、スクリーン上で雪を降らすことにより、雪中で歌うまっさんを表現していた。曲が終わるとステージ上は真っ暗になり倉田さんの静かなピアノのメロディにのせて、スクリーンには「artist さだまさし」からスタートして、バンドメンバーや裏方さんの名前が映画のエンディングに流れるスタッフロールのように流れていった。最後はまっさん直筆の「どうもありがとう」の文字の後にフリーフライトロゴが表れ、静かに幕が下りた。まるで映画のような演出に感動するとともに、あまりにも見事な終わり方だったため、ダブルアンコールを要求する雰囲気ではありませんでした(^^;)。
(2幕20時6分)

ツアーではいつも新しいアルバムから何曲か選曲していますが、今回は新しいアルバムからいつもより多めに選曲されていたようです。一番聴きたかった「ローズ・パイ」が残念ながらなかった(涙)けど、おそらく人気の息の長い曲になるように思うからまたいつの日か聴けるんじゃないのかな、と期待してます。まっさんの喉の調子は、「道化師のソネット」あたりで「少し高音出づらい?」と感じましたが途中からは完全復活、最後の「まほろば」も、アンコールの「遥かなるクリスマス」の熱唱も問題なくこなしてくれ感動のフィナーレでした。

往きの車中でもアルバム『恋文』を聴いていたので、帰りも車のエンジンをかけた時から『恋文』がかかります。で、いきなり流れてきたのが「遥かなるクリスマス」。偶然とはいえ、見事な余韻に浸ることが出来ました(^^)。

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