か、金

 

雨やどりに続いて案山子のその後を考えてみました。都会へ行った息子を想う親の気持ちを歌った案山子に対し、それに息子が答える形でこの曲「か、金」を作りました。最初は案山子の世界を壊さないように、と思ってたのですが2番ぐらいから少しずつ違う方向に進んで行ってしまいました。あなたの知ってる案山子の世界を壊してしまいごめんなさい。

蛇足ですが最後の4行、お袋に伝えたいこととは、ずばり最後のフレーズ「至急振り込め」です。親元を離れて生活したことのある人はお金に困り親を頼ったことがあるのではないでしょうか。早く「金」と言い出したいのに、いきなりじゃ恥ずかしいので関係ない世間話をしたり…。そんな状況をこの詩にこめてみました。ということで曲名は「かかし(案山子)」を文字って「かかね(か、金)」です。曲名で遊ぶのも虎キチ@愛媛のこだわりです。(^^)

 

元気でいるよ 街にも慣れたよ 友達できたよ
寂しかないよ お金はないが 夏には帰るよ

ふるさと離れて はや1ヶ月
お袋の味噌汁の味は 今も忘れない
都会での暮らしにも 少し慣れたよ
一人で寂しさ紛らす ことも減ったよ
 手紙は無理だが 電子メールを 親父のアドレス 宛に送った
 親父はパソコン 使えているか 強制終了もう見たか?
元気でいるよ 街にも慣れたよ 友達できたよ
寂しかないよ お金はないが 夏には帰るよ

学校 バイトにコンパ 人並みにこなす
地下鉄の自動改札一人で行けるよ
この街に慣れても やっぱり故郷(さと)がいい
ニュースで地名聞くたび 故郷(くに)を思い出す
 「手紙が無理なら 電話でもいい 金頼むの一言でもいい」
 そんな手紙が 昨日届いた お袋に伝えたいことがある
元気でいるよ 街にも慣れたよ 友達できたよ
寂しかないよ お金はないが 夏には帰るよ
寂しかないよ お金がないので 至急振り込め

 

 

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