おつかい

 

初めてのおつかい。当然ながら誰しも人生に1度は経験があるはずなんですが、自分のときのことは大抵記憶から消えてますよね。でもTVなんかでよくやっている番組、おそらくああいう感じだったんだろうな、と思います。いつも通い慣れた道もたった一人で行くと怖くて怖くて、何もかもが敵のように見えてしまう。いつも優しく話しかけてくれるお店のおじさんさえも怖く感じてしまう。そんな子供の気持ちを詩にしてみました。

震えながら家を一人きり 歩き出す頃やや後悔
渡りそびれた信号で 家へと引き返す衝動
いつもと変わらぬ風景も 母がいないとなじめない
誰もが怖い目をしてる 何より笑顔が消え失せた
 町を進めば吠える犬
 激しい顔で迫り来る
 まるで首輪を引きちぎり
 襲いかかってくる様な気がする
そうか 犬までがそうなのか
何故だ 一体おつかいには何があるんだ

誰かに聞いた事がある 店も計算をミスすると
皆少しぐらいいいだろと 黙ってお釣りをチョロまかす
それが逆に足りないと 釣りが違ってると主張する
それが初めてのおつかいで 君への試練と試される
 おそらく君が買った物
 店主 何かと勘違い
 それでお釣りが違ってる
 勇気を出して店に言ってしまえ
泣くな 泣いて逃げちゃいけない
返せ 間違ったお釣り返してもらえ
どうか どうか どうか

泣くな 泣いて逃げちゃいけない
返せ 間違ったお釣り返してもらえ
母が 家で 待ってる

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