雨やどり その後(5)

 

ソロになって最初のヒット曲「雨やどり」は1977年に発表された。その後、アルバム風見鶏収録の「もうひとつの雨やどり」、随想録収録の「雨どりや」そして谷村新司との夢の合作「雨昴」と雨やどりは4曲発表されたことになる。

このその後(5)は雨やどりで出逢った二人のその後を歌ったものであり曲目は5番目ということで5と後を掛けた。まず始めに最後のフレーズが思い浮かび、後はそこから話を広げていきました。字余り、字足らず等が多いですが、お許しください。尚、その5の後は考えていません。念のため…。

 

結局私はあの人と一緒になった
5月のとある日曜日に式をあげました
ジューンブライドなんて言葉 あの人が知るはずもなく
早い方がいいやと あなたが予約済み
すいませんねと笑うあなたの頭とても眩しくて
前歯から右に四本目の虫歯は抜けました
スヌーピーとミッキーマウスのハンカチもう無いけど
あの人の性格だけは直らない
 でも爽やかさがとても素敵だったので
 私はこの人を選んだわけだが
 欲を言えば 出来ることでしたれば
 ドジな性格 直してちょうだいませませ
ところがやはり性格は直らないもので
今年も初詣に私の晴れ着のスソ踏んずけて
あっこりゃまたすいませんねと笑う 口元から入れ歯がコロリン
夢かと思ってホッペつねるのは止めにした

そんな楽しい毎日を過ごしています
ママも兄貴も死ぬほどに笑いころげる毎日でして
それでも私が突然 妊娠だと告げた時だけは
「お前大丈夫か」と 心配してくれた
男も女も欲しいという リクエストにお答えして
四月のとある水曜日に双子産みました
似なくていいのに二人は あの人ゆずりで
身体だけ大変丈夫でドジだった
 でも家庭内はいつも笑いが絶えず
 子供たちも明るく育っていった
 もしももしも 出来ることでしたれば
 いつまでも素直で明るくあってください
その願い通りに 楽しい月日が流れて
子供たちもそろそろ年頃を迎えてきました
どの様な出逢いが来るかと 思い続けて
気がついたら誰かがそこで雨やどり

 

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