仮面ライダー

１号ライダー(本郷猛)と２号ライダー(一文字隼人)がいるが、シリーズ通しでの話となっており２つの番組に分かれていない。実は２号ライダーというのはケガの功名であった。本郷猛役の藤岡弘が撮影中の事故(なんと、当時はスタントマンを使ってなかったらしい)により複雑骨折。しばらく出演は不可能となる。第９話から第１３話にかけての本郷猛の声は声優により代行、本郷の出演のシーンもあらかじめ撮影されていた部分を除き、それまでに使用したシーンを繋いでいる。

本郷のケガを受けて、全く予定もしていなかった２号ライダーへと番組は引き継がれた。当初は急場しのぎというイメージが拭えなかったが、徐々に人気が上昇した。「変身」というかけ声も２号ライダーとともに定着していった。バッタの化身という、ヒーローとしてはインパクトの欠けるシチュエーションを「変身」によって見事に切り開いてしまった。

そして結果的に、第40話以降、２人の仮面ライダーの登場する場面が作れることとなり、それがライダー人気に勢いをつけたことになる。技の１号、力の２号ともにサイクロン号をあやつり、ショッカーやゲルショッカーに対抗していった。

第１話〜第１３話が旧１号ライダー(腕に白線はなく、仮面も緑がかっている)、第１４話〜第５２話が旧２号ライダー(腕に白線１本、手袋・ブーツは緑)、第５３話〜第９８話が新１号ライダー(おなじみの、腕に白線２本の再改造タイプ)となっている。

尚、新１号はショッカーに自ら捕らえられ、改造手術を受け脳改造の直前に脱出した、という設定となっている。そういえば第１話で本郷を改造したのもショッカーだし、２号ライダーの改造もショッカーだったよなぁ。ショッカーって一体…。第７２話以降の客演として登場する２号から、おなじみの赤手袋・赤ブーツの新タイプとなる。尚、お勧めの話となると大変選考に困ってしまう。下記のダブルライダー編ならいずれもハズレはない。敢えて言うなら第93・94話のショッカーライダー編であろうか。

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