お葬式の豆知識

平成18年10月21日12時30分、父が他界しました。享年65歳でした。お葬式、初七日、四十九日法要と忙しい日々が続き悲しむ暇もない、ということを聞いてはいましたが、まさにその通りでした。様々な諸手続はどうしたらいいんだろう?葬儀会社の人に相談したり、親戚に聞いたり、お坊さんに聞いたりしつつ、実際に一番よく利用したのはインターネットのホームページでした。「お葬式」とか「死亡 諸手続き」「死亡届 役所」等で検索しつついろいろ調べました。

このページは、何も知らないまま喪主として、そして長男として四苦八苦した毎日の経験から、これからそのような立場に立たれるであろう方々の少しでもお役に立てれば、という気持ちからまとめてみました。

いろいろな諸手続については、たくさんの方がいろんなページにまとめていますし、中には専門家が作っているページもありますから、そちらを見ていただいたらより詳しくわかると思います。以下には、そんな専門家のページには書いていない(と思う(^^;))、自分が経験してみて「これがあらかじめわかっていれば」と思ったことを書いてます。かゆいところに手が届くような、ちょっとした豆知識、そんな感じのことをまとめてみました。と言いつつ、諸手続について何も書かないのではこのページの存在意義が少なくなってしまいます(^^;)ので、自分なりに少しだけ次ページにまとめてはいますが...。

記帳には住所・電話番号を書いてもらいましょう お葬式の際の記帳。お互い面倒でも住所や電話番号を書いてもらった方がいいと思います。いざ満中陰志の準備を始めると「これ誰?」てなことになりかなり苦労しました。故人の人間関係はわかっているようでもすべてを理解している人はいないでしょう。せっかくお礼が言いたいのに、それがどこの誰だかわからないとどうしようもないんです。逆に、自分がお香典を持って行く際には、香典袋に住所・電話番号を書いておくのは、ある意味「相手に対するおもいやり」とも言える、ということを初めて理解しました。
葬儀社の打ち合わせの最初に新聞のお悔やみ欄への掲載申し込みを 病院で死亡診断書をもらい、葬儀社に連絡して諸手続をいろいろしているうちに時間はあっという間に過ぎてしまいます。亡くなったその夜に通夜(うちの場合、これでした)をする場合、翌日がお葬式になるわけですが、その場合16時(新聞社によって若干違うと思います)を過ぎると翌日のお悔やみ欄に間に合わないようです。うちはこれに間に合わず、葬式が終わってから、逝去したことを知った親父の知り合いから親父の携帯に問い合わせがいくつかあって迷惑をかけてしまいました。
故人の預金通帳は使えなくなります お葬式やそれにかかわる費用は、地域や宗派によっても差があるようですが最低でも100〜200万はかかります。しかも現金払いが基本。「自分の葬式代くらいは貯めている」が口癖だった親父でしたが、故人の通帳は死亡の事実が銀行にわかった時点で凍結され、例え1円引き出すだけでも法定相続人すべての印鑑登録証明と実印が必要になるようです(^^;)。病気の大小にかかわらず、誰かが入院する際には本人の了承を得たうえで通帳から現金化しておいた方が良いと思われます。
あなたと故人の住所地が違う場合 いろんな手続きの際、代理人であるあなたと故人の肉親関係を証明できる書類の提出を求められる場合が多々あります。故人の住民票、戸籍謄本、印鑑登録証明書等だけでなく自らのものもそれぞれ数部準備しておきましょう。我が家の場合、親との住居地が高速道路で1時間ほどかかる距離でしたので何度も行ったり来たりで大変でした。

 

  

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