問8の解答は29試合及び435試合です。

トーナメント戦の場合、発想の転換が出来れば非常に簡単な問題になります。算数(数学)というのは、この発想の転換が出来れば解ける問題がたくさんありますね。さて、解答です。

トーナメントということは、甲子園の高校野球のように、1試合負ければそこで終わりですよね?つまり10試合終われば10チーム負けてるし、20試合終われば20チーム負けている。ということは、「試合数=負けチーム数」ということになりますよね?30チームあって、優勝するのは当然1チーム。つまり負けチーム数は30−1で29チームということになります。29チーム負けるためには当然29試合行われた、ということです。

ちなみに、トーナメントの形式自体はいろいろ考えられます。例えば全チーム1回戦不戦勝なしで1回戦を15試合行うパターンもあれば、10チームは1回戦不戦勝で、残り20チームが1回戦を戦い、その勝者がそれぞれ1回戦不戦勝のチームと2回線を戦う形式、等々。でも、上の考え方でもわかる通り、どういう形式のトーナメント表を作成しても、29試合っていう試合数は変わらないんですよ。

それから、リーグ戦の方は…。ある1チームを基準に考えましょう。そのチームは自チームとは対戦しませんから30−1で29試合することになります。同様に他チームもすべて29試合行うことになるわけです。ただし、Aチームから見てBチームとの対戦も29試合のうちの1試合と数えてますが、逆にBチームから見てAチームとの対戦も29試合のうちの1試合と数えてますから、30チームがそれぞれ29試合ずつ試合をしているけど、同じ試合を2度ずつ数えているので、30×29÷2で435試合となるわけです。ちなみに、高校で場合の数を既に習っている人は30で435試合と求めることも可能です。