掛布雅之

1978年7月25日。オールスター戦で3打席連続ホームランを放ちMVPを受賞する。この男の凄いところは、オールスターが終了してしばらくたった9月1日にも、今度は公式戦で4打席連続ホームランを打ったことである。単なる運だけではなかったことの証でもある。その後もオールスターではめっぽう強く、オールスター男の異名をとる。

習志野高校からテスト入団で入団した。同年に同じサードの佐野仙好がドラフト1位指名されており、入団当時は全く期待されてなかったが、練習で実力を蓄えていた。オープン戦で、たまたま所用で佐野が不在。代役で出場したその1チャンスで首脳陣の目に留まることとなり、サードのレギュラーを確約されて入団した佐野が、外野手としての出場を考えなければならなくなる程に成長し、サード掛布は不動のものとなる。

打点王1回(1982年=95打点)の他、本塁打王を3回(1979年=48本、1982年=35本、1984年=37本)獲得しており、長距離打者と考えられがちだが、どちらかというと中距離打者タイプであった。晩年は怪我に泣くことになるが、怪我さえなければ、数々の記録が期待できた大打者である。背番号31は、永久欠番にこそなっていないが、継承者は限られている。

通算1625試合に出場。5673打数1656安打。
打率292、349本塁打、1019打点、49盗塁。

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