2008年 球児の歩み

2008年3月29日 対横浜戦より

2007年12月12日、契約更改の席で球児は2008年オフのメジャーへの移籍を願い出た。「100%お願いする立場。自分の意見一本で行って、周りのみんな、チームのスタッフに迷惑をかけたくない。」と話し、お願いは今後もしていくのか、という問いに対しては「今日だけです。十分に伝えさせてもらった。これ以上言うとチームに迷惑をかける。今後の交渉では出さない。」と。つまり、あくまで自分の希望を話しただけであって、ごり押しするつもりはないし、実際、2008年のシーズン中にそのことに関して1度も口にしたことはなかった。今やチームに、いや、日本プロ野球界になくてはならない存在となった球児。その球児が大リーグで活躍する姿を見てみたい気もするが、そのためにはまずチームの優勝、そして球児がいなくてもやっていける、というチーム作りが必要です。球児もそれを願っていたんじゃないかな。

結果は13ゲーム差をひっくり返されるという屈辱のシーズン。球児自身もオリンピック期間の約2週間の離脱がありセーブ王・クルーンの41に3及ばず2年連続セーブ王は幻に。ただ、防御率は2年前の自己ベスト0.68を0.01上回る0.67。9月は同点で球児が投げたあとに逆転、という形が続き抑え投手には珍しく4勝4S。防御率は0.00で月間MVPも受賞しました(^^)。投球回数が1イニング限定となったため、投球イニングが減り、結果奪三振数が3年振りに100を切ったが、球児はまだまだ進化を続けているようです(^^)。

2008年シーズン

月日

自責点

球数

打数

安打

本塁打

奪三振

四死球

打数

安打

チーム

備考

3.28 1 15 5 2 1 ○4−2横 1S
3.29 1 16 3 2 ○4−3横 2S 虎キチ@愛媛生涯5度目の生球児
4.1 1 16 3 3 ○5−3広 3S                    三者連続三振
4.2 1 12 3 1 ○4−2広 4S
4.5 1 14 3 2 ○3−1巨 5S
4.8 1 1 28 5 2 2 2 ○3−2中 6S
4.9 1 12 3 3 ○2−0中 7S                    三者連続三振
4.12 1 20 4 1 3 ○6−3横 8S
4.13 1 18 4 1 1 ○3−1横 9S
4.20 1 11 3 3 ○4−2ヤ 10S、10試合目                        三者連続三振
4.23 1 10 3 1 ○3−2中 11S
4.24 1 12 4 1 1 ▲2−2中
4.30 1 18 3 2 ○6x−5ヤ 1勝11S
5.4 0.66 1 9 3 1 1 1 ●2−3x中 1勝1敗11S プロ入り初のサヨナラ被弾
5.7 1 12 3 ○5−4巨 1勝1敗12S
5.11 1 14 3 1 ○3−1横 1勝1敗13S
5.14 1 22 5 2 ○4−2広 1勝1敗14S
5.15 1 12 3 1 ○5−2広 1勝1敗15S
5.17 1 11 3 1 ○3−0ヤ 1勝1敗16S
5.21 1 13 3 1 ○7−3オ 20試合目
5.24 1 10 3 3 ○5−2ソ 1勝1敗17S 三者連続三振
5.25 1 9 4 1 1 ○5−1西
5.26 1 13 3 2 ○2x−1西
5.29 1 19 3 1 ○8−4ロ
6.1 1 1 25 3 1 4 ○5−4日 1勝1敗18S
6.4 1 16 3 2 ○5−2楽 1勝1敗19S
6.6 1 15 4 1 2 ○5−2ソ 1勝1敗20S
6.7 1 16 3 2 1 ○3−2ソ 2勝1敗20S
6.8 1 9 3 1 ○4−3オ 2勝1敗21S
6.9 1 12 3 3 ○4−1オ 2勝1敗22S、30試合目 三者連続三振

月日

自責点

球数

打数

安打

本塁打

奪三振

四死球

打数

安打

チーム

備考

6.11 1 13 3 3 ○6−4西 2勝1敗23S 三者連続三振
6.17 1 9 3 2 ○5−3楽 2勝1敗24S
6.22 1 7 3 1 ○5−3日 2勝1敗25S
7.1 1 15 4 1 1 ○8−3中
7.2 1 14 4 1 1 ○4x−3中 3勝1敗25S
7.3 1 20 5 2 3 ○4−1中 3勝1敗26S
7.6 1 12 3 1 ○8−7横 3勝1敗27S
7.8 1 1 24 7 3 1 1 ○5−3巨
7.11 1 16 3 2 1 ○2x−1広
7.13 1 10 3 ○5−2広 3勝1敗28S、40試合目
7.16 1.33 20 4 2 ○2−0ヤ 3勝1敗29S
7.18 1 21 4 1 1 ○2−1中 3勝1敗30S
7.22 1 15 4 1 1 ○7−4巨 3勝1敗31S
7.26 1 13 4 1 1 ○2−0中 3勝1敗32S
8.28 1 1 12 4 2 ○6x−5中 4勝1敗32S
9.6 2 33 5 2 2 ○5−3広
9.9 1 15 3 1 ○3x−2ヤ 5勝1敗32S
9.10 1 13 3 1 1 ○4x−3ヤ 6勝1敗32S
9.13 1 16 4 2 1 ○1x−0広 7勝1敗32S 虎キチ@愛媛生涯6度目の生球児
9.15 1 12 3 1 1 ○7−4中 7勝1敗33S、50試合目
9.17 1 12 3 1 ○11−6中
9.22 2 30 8 1 1 1 ○3−2横 7勝1敗34S
9.23 1 9 3 1 △1−1横
9.24 1 11 3 1 ○5−2横 7勝1敗35S
9.25 1 11 2 ○5−3横 7勝1敗36S 通算100セーブ
9.27 1 16 4 1 2 ●4−6巨
9.29 2 27 7 1 4 ○5−3広 8勝1敗36S
10.3 0.66 15 3 1 2 1 ●7−5ヤ
10.4 2 24 6 2 ▲2−2ヤ
10.5 2 27 6 4 ○8−3ヤ 8勝1敗37S、60試合目
10.8 1 14 3 ●1−3巨
10.10 1 20 3 1 1 ●3−4横
10.12 1 16 3 2 ○4−1中 8勝1敗38S

月日

自責点

球数

打数

安打

本塁打

奪三振

四死球

打数

安打

チーム

備考

合計

67.66 5 984 232 34 2 90 16 防御率0.67、被安打率147

※中程の列にある打数安打は、打者・球児のものです。

入団〜2007年までの成績

☆クライマックスシリーズ

月日

自責点

球数

打数

安打

本塁打

奪三振

四死球

打数

安打

チーム

備考

10.18 1 15 3 2 1 ●0−2中
10.19 1 16 3 2 ○7−3中
10.20 1 2 24 5 3 1 ●0−2中 1敗

1,2戦は貫禄のピッチングをしたものの、第3戦、まさかまさかの敗戦投手。代打・立浪にヒットを打たれ、バントで2塁へ。森野への初球カーブがワンバンドになり捕手・矢野が足下に落としたのを見失いランナー3塁へ。森野はセカンドフライに抑えて2死としたものの、ウッズに真ん中高めの150kmストレートをレフト中弾に運ばれ万事休す...。シーズンでもなかった1試合2得点、球児の2008年は後味の悪い終わり方になってしまいました(T_T)。

☆オールスター戦(セ抑え投手部門ファン投票1位:投票数327,710人)

ベストピッチャー賞(第2戦)受賞

月日

自責点

球数

打数

安打

本塁打

奪三振

四死球

打数

安打

チーム

備考

7.31 1 12 3 ●セ4−5パ
8.1 1 12 3 1 ○セ11−6パ

2試合ともに登板し、第2戦にはベストピッチャー賞を受賞したが、6打者に対して1奪三振と球児ファンとしては少し物足りない内容。ノーヒットに抑えてこの感想では酷ですかね(笑)。

☆北京オリンピック

月日

自責点

球数

打数

安打

本塁打

奪三振

四死球

打数

安打

チーム

備考

8.13 1 11 3 ●日本2−4キューバ
8.14 1 18 3 3 ○日本6−1台湾 三者連続三振
8.18 1 13 3 2 ○日本1−0カナダ
8.22 1 1 27 5 2 2 1 ●日本2−6韓国

岩瀬(D)、上原(G)と共にトリプルストッパー構想の今大会。キューバ戦は奪三振零ながら貫禄の三者凡退。そして台湾戦はMAX152キロの速球を中心に三者連続の空振り三振。直後の9回表に日本が4得点。公式戦同様、球児の快投が打線に火をつけた、という感じです(^^)。

そして迎えた韓国との準決勝。国際大会自責点零の記録がついにとだえてしまいました(T_T)。1−2の7回に登板しMAX153キロを記録するも2死1・2塁から代打・李晋暎の1,2塁間を破るヒットで初自責点。試合は8回に岩瀬(中日)が打たれての逆転負けとなりましたが、7回に球児が同点にされたのも事実。後味の悪いオリンピック最終登板となりました。

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