なぜ球児?
藤川球児投手。本人曰く「名前が『球児』なので、野球をやっていない自分はありえない」らしいが、そんな名前は、その父親も高知商業(地元高知では、この高知市立商業高校のことを『市商(ししょう)』と呼ぶ)の野球部出身であり、球児が生まれる前日の草野球でノーヒットノーランを達成してしまった。その勢い(かどうかは知らないが(^^;))で球児と名付けられたらしいが、高校球児どころかプロ野球選手になってしまったんだから名前冥利につきる、というものである。
阪神で名前にインパクトのある投手といえば同じ市商出身の中西清起投手が、水島新司の漫画「球道くん」のモデルとなったということから「球道」と呼ばれていた。しかしもっとインパクトのある投手がいる。架空の人物だが、水島新司の描く「男どあほう甲子園」の藤村甲子園。変化球を一切投げない剛球一直線。大阪・南波高校から東京大学中退後、阪神タイガースへ入団、ルーキーの年にいきなり30数勝(詳しい数は忘れた(^^;))するも、肩の酷使などの理由で入団3年目の開幕戦の初球で肩を壊し引退した大投手です。タイガース関連のHP巡りをしていると「あなたが選ぶベストオーダー」みたいなコーナーがよくあって、その中で村山や江夏、バッキーらと共に藤村甲子園がエントリーされていたりもします(^^)。架空の人物にもかかわらず、それだけ我々阪神ファンにも浸透している投手、ということでしょうか(^^)。
そしてこの藤村甲子園の双子の弟が球二&球三。「ドカベン」「球道くん」「一球さん」など水島野球漫画総出演の「大甲子園」という漫画での大阪代表、南波高校のバッテリーでした。藤村球二と藤川球児、似てませんか?球道くんのモデルが中西清起投手であるように、藤川投手には藤村甲子園の再来だ、と言われるような活躍を密かに期待しています(^^)。
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