大学入試センター試験
国公立大学をめざす場合、原則として受験しなければならない。また、何らかの形でセンター試験を利用している私立大学も、年々増加している。
毎年1月に、全国の受験生に対して一斉に行われ、50万人規模の試験である。センター試験はすべてマークシート方式なので、日頃から十分練習しておき、マークミス等のないように留意する必要がある。問題自体は基礎的な内容が多く、それほど難問が出題されることはない。現在のところ、センター試験の成績は、例え自分自身の点数でも公表はされておらず、自己採点の結果、国公立の2次試験や私立大学に出願することになる。模擬テスト等を通して、自己採点にも十分慣れておく必要がある。
センター試験は6教科(国語・地歴・公民・数学・理科・外国語)で行われているが、各大学のセンター試験の科目の扱いは、それぞれが独自に決めている。つまり、すべての大学が6教科受験を必要としているわけではなく、必要な教科は大学によって様々であり、配点等も各大学が独自に決めている。国公立大学のほとんどは5教科型(国語・地歴or公民・数学・理科・外国語)が主流であるが、中には3,4教科で受験可能な大学もある。逆に私立大学の場合は1,2科目のところが多いようである。併願校等を考える場合は、科目がなるべく重複している学校を探すのが少しでも負担を軽くするコツである。
教科数が少なくなると、勉強量が少なくなり一見すると楽なように感じられるが、考えることは皆同じで教科数の少ない大学ほど、競争率が高くなっているようである。また、例えば3科目しか受験してなかった者が、センター試験の結果を見て志望校を変更する場合、その3科目を科している大学に限られることになり、かなり選択枠が限られてくる。ただし、だからと言って5科目すべてを受験していればよいかというと一概にそうも言えない。5科目受験ということはそれだけ学習時間も必要であるから、下手をすると5科目とも学習不足で共倒れになる危険性もはらんでいる。そうなるくらいなら、はじめから3科目に絞って重点的に学習した方が効果は期待できる。教科数は安易に決めないようにする必要がある。
ところで、平成16年度入試(平成15年度の高3生が主に受験)から国公立大学の大半がセンター試験を5教科7科目型への移行をはかる。文系なら地歴・公民を2科目、理系なら理科を2科目受験しなければならなくなる。週5日制度が始まって高校の授業日数は減ったのに入試科目は増やすという...。困ったもんであるが、決まったもんはしょうがない。でも、これ逆にチャンスだと思います。今まで3科目4科目で受験できていた大学もほとんどが7科目必須となる。でも受験生全体の成績がそう簡単に上昇するとは思えない。何年後かならまだしも、平成16年度17年度入試あたりは思わぬ得点でも合格が狙えるのではないだろうかと予想している。要は最後まであきらめずに頑張った者。それが合格を手に出来る秘訣だと思います。
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