観戦記３２

２夜連続の坊っちゃんスタジアム。昨日は世紀の敗戦を喫しましたから、この日は何としてでも勝たねば。天気予報では２１時頃から小雨。試合終了間際には降るかなぁ、と少し心配しつつも朝から天気も良くさほど心配しておりませんでした。が、昼頃から様子がおかしくなり、１５時頃出発する頃には、パラパラと小雨が(^^;)。松山に近づけば近づくほど雨脚は強くなり、この日も同僚のO先生と一緒だったのですが、高速の車中で「山の中やからねぇ」とお互い慰め合いながら会話。松山ICを降りる。雨。球場の駐車場に着く。雨……。O先生曰く、晴れ男らしく、雨男の虎キチ＠愛媛と晴れ男のO先生宿命の対決(笑)。しばらく車中で様子を見ていましたが、小降りになってきたので球場入り。グランドは上の写真のような状態でした…。

さて、スタンドにいても濡れるだけですので、しばらくは球場通路内で雨やどり。『♪それはまだ私が神様を信じなかった頃、５月のとある木曜日に雨が降りまして』と暢気に歌ってる場合ではない、７月のとある水曜日でした。通路内では、同様に雨やどりしている人が多数、そしてそういうお客さんを楽しませようとするのも球団の仕事ですね。キー太(写真下左)やラッキー(写真下右)の臨時撮影会が行われておりました。トラッキーもどこか別の場所でやっていたと思われます。４０歳前後のおじさん二人がラッキーちゃんと写真撮るのも怪しまれる(笑)ので、自分たちとは撮りませんでしたので、見ず知らずのどこのどなたかわからない人たちが撮ってた記念写真を横撮りしちゃいましたm(_ _)m

試合開始約３０分前。雨もあがり、グランドを覆っていたシートも取り払われました。再び球場入りし、あとはプレイボールを待つばかり。少しは雨男、返上出来たかな？　ん？　これだけ降らせれば立派な雨男？　おっしゃる通りですm(_ _)m　でも、試合中止にならなかったんだから、大したもんでしょ(^^)ｖ

さて、今日の座席は１塁側内野席。でも入ってみてびっくり。昨日の席とほとんど変わらない場所。昨日がアンラッキーだった、とも考えられますが、昨日より１２００円安いのにほとんど同じ席でラッキーだったと思います(^^)。今日の始球式(写真下左)は希望した子供たちの中から事前に抽選で選ばれていたようです。松山市内の小学生が始球式を行い試合開始(^^)。先発は岩田(写真下中)。１回、２回と先頭打者を出すも何とか０点でしのぐ我慢のピッチング。あまり調子は良くなさそうですので、なるべく早く点を取ってやりたいところ。しかし、２回には雨脚が強まり１０分ほど中断。再び雨男ぶりを披露することになってしまいましたが、またしても晴れ男O先生のパワーが勝り、試合再開。まだ小雨が降り続いてましたので、１塁内野席奥の通路からしばらく観戦(写真下右)してました。

２回、ブラゼル(写真下左)、柴田(写真下右)の連続ヒットで無死１・２塁の先制機。しかし、小宮山が併殺打でチャンスをつぶすと、前夜の怒りか「小宮山何しとんねん。何でバントせんのやー」とヤジが飛びます。後から思えば、これが最初で最後のチャンス。広島の先発は今井で、完全なるローテーションの谷間。ここで一気に叩いておけば、結果も変わってきたのでしょうけど…。

ピンチのあとにチャンスあり、とはよく言ったもので、広島側からすると３回がまさにそれ。無死１・２塁のピンチを切り抜けると天谷のヒット、送りバント、そして岩本のタイムリーと絵に描いたような攻撃で先取点(涙)。そして４回、１死から菊池の放った打球に新井貴がダイビングキャッチ！　ここまでは良かった(^^;)、がそのあと悪送球(^^;;;)。で、３塁までの進塁を許します(怒)。前日の小宮山のパスボール(記録は榎田のワイルドピッチですが)で２塁ランナーまで生還を許した教訓が全く生かせていません。１つのエラーで２つの塁を進めてしまうのは、何としてでも阻止しないと！　それが２夜連続起こってしまうところに、阪神の弱さを見たような気がしました。学習能力のなさ…。

そして学習能力といえば、小宮山。このあと岩田のワイルドピッチ(昨日よりは捕りづらかったかな、とは思いますが昨日の今日。何としてでも止めなきゃ！)を止められず、ノーヒットでのむ１点を献上してしまいました(涙)。あんなことがあったあとなのに先発マスクで使ってくれた心意気は十分届いていたと思います。でも、それを生かせなかった彼のこの日の守備は、今後のプロ野球人生に大きな陰を落とさなければいいのですが…。

その裏、新井貴の二塁打のあと、金本のライトフライで三進、ブラゼルのショートゴロの間に１点返し１−２。まだ１点差でどうなるかわからないのですが、５回以降ノーヒット。最終回に致命的な１点も失い、反撃の気配すら見せられないまま松山での２連敗となりました(涙)。

試合では全然盛り上がらなかったけど、ヤジでは盛り上がりました。こんなのしか楽しみがなかったというのも、情けない試合ですが、ヤジも球場観戦の醍醐味の１つですからね(^^)。

５回、先頭打者でバッターボックスに入った小宮山の１ボール２ストライクからの４球目。ワンバウンド投球となり、キャッチャーが後逸。ランナーいなかったため、何の影響もないわけですが、それを見たある観客から「小宮山ぁ〜。振り逃げせんかいっ！」って(笑)。前日に振り逃げで決勝点を奪われてしまった小宮山に対するキツ〜〜い一言は、観客席を笑いの渦に巻き込みました(^^)。

それから、７回だったか８回だったか。広島の攻撃を零に抑えて今から攻撃に移るぞ、という時に、内野席後方の客と中程に座っていた客の言葉のキャッチボール(おそらく知り合いではないはず)が始まりました。

Ａ「さあ、こっから反撃開始やぁ〜。頼んだでぇ〜」
Ｂ「任しときぃ〜」
Ａ「まず出塁」
Ｂ「そやな」
Ａ「ビールおごってぇ〜」

ここで、何て言ったかな、上手く切り返したんだけど、そのあとのＡの台詞が良かった。

「小宮山ぁ〜。ビールおごってぇ〜」

１塁スタンドが盛り上がったのは言うまでもなかった(笑)。

試合には負けたけど、松山での公式戦は５年ぶり。試合中止になるよりも何倍も良かったとは思ってます。開幕第２戦には勝ってますので今年の観戦は１勝２敗。月末の甲子園では是非勝って、チーム同様、今年の勝率を５割に戻したいものです。

阪神vs広島　１０回戦

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