観戦記31

6年ぷりの坊っちゃんスタジアム公式戦。初めて坊っちゃんに来た時の2連戦で初戦だけ観戦したら、その試合負けて翌日勝つという結果だったため、それ以来、坊っちゃん2連戦は両方行かねばならないという我が家の家訓ができました(笑)。したがって、2試合とも行くことは試合日程が発表された時から決まっていたのですが、あとはどこで観戦するか。せっかく2試合あるから、違う場所で見たいなぁ、ということで同僚のO先生(阪神ファン)とK先生(広島ファン)と相談。特にK先生をライトスタンドや1塁側に連れて行くわけにも行かず、たどりついた場所がバックネット裏! 地方球場って意外に安く、5,000円でバックネット裏で観戦できます。しかも、阪神ファン、広島ファン関係なく座れるということで、3人でちょっとリッチなバックネット裏観戦に決定。チケットも甲子園チケットとは比較にならないくらい楽にゲットできまして、生まれて初めてのバックネット裏観戦が実現しました(^^)。

そして次に気になるのが天気。週間天気予報が発表されて以後、降水確率40〜50%という微妙な状況が続きます(^^;)。そして迎えた朝、土砂降り(^^;;)。愛媛県に大雨警報発令中(^^;;;)。しかし、午後からは雨脚も弱まる、という予報の中、信じて待つ…とくかく待つ……待つしか………な………………い………………。という願いが通じたのか、あれだけの豪雨だったのが嘘のように雨はやみました(^^)。地方球場(まさかこの時には、それが悪夢を呼ぶことになろうとは…)とはいえ、作られてから10年しか経ってない新しい球場。水はけも良く、ひょっとすると開始時間遅れるか、とも思いましたが予定通りプレイボール。坊っちゃんスタジアムスタッフ、なかなかやるじゃん(^^)。

さて、地方球場恒例、ミス松山(?誰でしたっけ?忘れた(^^;))から両チームへ花束贈呈(写真下左)が終わり始球式。この日は、愛媛朝日放送の大角茉里アナ(写真下右)でした。以前は市長だった中村さんが始球式をしましたが、現在は愛媛県知事。知事になってもやるのでは、と期待していたのですが、さすがにこの日は出てきませんでした。

  

さて、先発はスタンリッジ(写真下左)。立ち上がりが不安定なことが多いのですが、この日は好スタート。バックネット裏(と言っても写真見てわかるように結構1塁寄りですが)の4列目ということで、速球がミットに収まるズバッという音が心地よく聞こえてきます(^^)。それに応えるかのように、初回、いきなり新井貴のタイムリー(写真下右)で先制点(^^)。その後も、3回は金本、4回はマートンのタイムリーで着実に得点を加え、4回で3−0と完全に阪神ペース。投げてもスタンリッジが4回まで1安打ピッチング。5回に廣瀬、石原の連続ヒットで1死1・2塁のピンチを作りましたが、代打・石井をピッチャーゴロ、1番・天谷を三振に斬って取り、6回も三者凡退。あとは、どう継投するかやなぁ、と同じ虎党のO先生と話しておりました。鯉党のK先生はおとなしく観戦中(笑)。

    

さて、このまま行くかな、と思ってましたが、さすがに簡単には勝てない。でもまあ、少しくらいピンチもないとね(余裕(笑))。7回1点奪われの1死2・3塁のピンチを作ったところでスタンリッジ降板。ここで地元愛媛出身の筒井(写真下左)がマウンドに上がると、この日一番の拍手。ただ、最近の筒井は投げてみなければわからない。好不調の波が激しいだけにどうなることかとヒヤヒヤしておりましたが、さすが凱旋登板。球のキレも良く2者連続空振り三振で大ピンチを切り抜け、この段階で勝利を確信しました。ジェット風船も上がり(写真下中)、8回は渡辺が零封。3−1で余裕の気分で9回を迎えました。

    

が、悪夢は9回に訪れる。右足の故障で離脱している球児に代わってストッパーを務めている榎田が9回のマウンドへ。2死までは簡単に取ったのですが、そこから連打。まあ、ランナーためるのは彼の得意技やから、とあまり気にしていませんでした。で、タイムリー…。でも、まあまだ1点あるし……。ランナー1・2塁に。ありゃ、同点のランナー出ちゃった………。でもまあ、とにかくバッター抑えれば勝てるわけやから、ランナーなんて気にしない気にしない。あと一人コール(写真上右。前列の人が膨らましてましたが、こんなジェット風船あるんですね(^^)。初めて見ました。)でカウント2−2。あと一球コールに変わり、ほぉーら三振、ゲームセット\(^^)/

と思ったら、ここから信じられないことが起こります。キャッチャー・小宮山が後逸(記録はワイルドピッチですが、あれは榎田がかわいそう。すばらしくキレのある球でワンバウンドしたわけではないんだから、捕ってやらないと)し、ボールは1塁ベンチ方向に転がっていきます。これで3塁ランナー生還で同点(T_T)。ふと小宮山に目をやると(ほとんど真下に来てました)なんとボールを握り損なった(^^;)。そして、なんと、2塁ランナーまでホームイン……。逆転……………。球場内は悲鳴と小宮山に対する怒声と(涙)。最初に書きましたが、地方球場の不運、おそらくこれが慣れた甲子園であればファンブルした球がどう転がっていくかある程度計算できたでしょうから1点はともかく2人目の生還は許してなかったと思われます。地方球場ならではの不運が重なった、としか言いようがないです(涙)。

9回2死ランナーなしから、最後はパスボール(敢えてこう書きます)からの三振振り逃げでランナー2者生還での逆転負け。あの水島新司だって、こんな漫画書かないよ(涙)。こんな結末、いったい誰が予測しただろうか。プロ野球だけでなく、高校野球や自分たちが小学生の頃やってた草野球、今まで数え切れないくらい野球見てきましたけど、こんな結末は初めての出来事です。そんな貴重なシーンを目の当たりに出来たことが収穫だった、と思わないとやってられない一夜でした(涙)。

阪神vs広島 9回戦

〔広島〕 大竹−菊地原−梅津−サファテ−中田−ミコライオ
〔阪神〕 スタンリッジ−筒井−渡辺−榎田
[勝] 中田1勝
[S] ミコライオ1勝3敗8S
[敗] 榎田2勝1敗2S
[ホームラン]

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