観戦記27

広島での観戦は2回目。でも、以前来たのは旧広島市民球場のときで、この前年新しく出来たマツダスタジアムは初。日本には珍しい左右非対称形のスタジアムで寝ソベリア(写真下左)やパーティーデッキ(写真下中)、エバラ黄金の味びっくりテラス(写真下右)など、面白そうな座席もたくさんあり以前から行ってみたいなぁ、とは思っておりまして、日程を確認していると夏休み中に阪神戦を発見。どの席にしようか迷ったのですが、ビジターパフォーマンス席に決定。甲子園ではライト外野席はなかなか取れないので、こういう時に思いっきり応援できる席を選ばねば、と思いまして。自分自身は夏休み中で有給が取りやすい時期ですが、一般的にはお盆直前の平日ということで、チケットもゴールデンウイークにイープラス経由で比較的簡単に手に入れることが出来ました(^^)。

      

8年ぶりの広島凱旋。前回は井川vs佐々岡の先発で投手戦を予想したもののふたを開けると18vs11の乱打戦。さて、この日はどうなるでしょうか。あっ、前回は確か試合後半雨でした(^^;)。とりあえず雨が降りませんように、と祈りつつ当日を待つと、なんとなんと、台風4号接近中(^^;;;)。さすが雨を呼ぶ男です。えっへん、といっばっている場合ではない!! 予報をよく確認すると九州の西海岸を日本海方面に抜けていく感じで広島の予報は曇りのち晴れ(^^)。ということで、当日朝、広島へ車を走らせました。

そういえばこのチケット取った時には、民○党が6月から高速料金上限2000円とか言ってたのに、結局延期(中止?)。しまなみ街道は高いんやぞ、と思いつつ広島に向かいましたが、尾道で迷いました(^^;)。そういえば前回も迷ったし、尾道は鬼門です。結局、30分ほど一般道を走るハメになりまして何とか高速に復帰、お昼前には無事広島到着です(^^)。夕方まで適当に時間をつぶし、いざマツダスタジアム! スタジアムのすぐ近くに赤いローソン発見。さすがカープのお膝元やなぁ、と感心しました(^^)。

さてグランド入りして、ベンチを眺めると背番号31で随分太った人が目につきます。林ってあんなに太ってた?と疑問に思っていると始球式。打席には背番号31、松村邦洋が向かいました。スライリーとトラッキーに見守られながら始球式を終えて阪神ベンチに戻る松村を激写(写真下左)。

    

さて、先発はメッセンジャー(写真上中)。ローテ順で行くと安定感抜群のスタンリッジだったんですが背中の張りが癒えたばかりで大事をとった形。とはいえ中継ぎで結果を出せなかったメッセンジャーも先発ではいい感じの投球を続けてましたので、大丈夫大丈夫、と思っていたのですが、いきなり1死1・2.塁(^^;)。が、栗原をショートゴロに封じ、よっしゃゲッツー、と思いきや...。鳥谷、トンネル...。やらなくていい先取点を与えてしまいました。しかし3回、ブラゼルの同点2ラン(写真上右)で追いつき応援席でのボルテージも最高...のはずでした。

先にも書いたように、この日はビジターパフォーマンス席でした。まあようするに、甲子園でいうライトですね。その応援にもマナーがあると思うんです。虎キチ@愛媛が座ったのは10列目。問題はその前の9列目の親子。二人の子供が、阪神の攻撃のたびに椅子の上に立ち上がるので後ろからグランドが全く見えません。9列目というと通路のすぐ後ろの段差を登った位置ですから椅子に上らずともしっかりと見えるはずです。しかも子供たちは、全選手の応援プラカードを持っており、選手ごとに持ち替えて二人でプラカードを持つものですから後ろからの視界は完全に遮られました。これ、試合観に来てるんじゃなくて、プラカードかかげてテレビに映りに来てるだけちゃうんか、と思いました。

そこで、一度「後ろから見えないので」と言うと降りてくれましたが、次のイニングには同じことを...。そこでもう一度言うと、父親から「ダメですか」と信じられない質問が...。「ダメに決まっとるやろ(怒)!」という言葉は押し殺して、「椅子の下で立つならいいです」と答えるとそうしてましたが、今度は母親と子供たちの席を入れ替わり...。確かに虎キチ@愛媛の前ではなくなりましたが、斜め前でまた椅子の上に立ち始めました。今度は自分の前でないので注意しづらいし、それ以上何も言えず不快な気分のままずっと観戦してました。だって、結局子供はおろか両親からも1度も「すみません」の言葉はありませんでしたから、完全なる非常識親子。これ以上言うともっと腹立たしいことが起きるような気がして何も言えませんでした。斜め前とはいえ、ちょうど打者が隠れる位置。とても残念な観戦で応援どころではありませんでした。

それでも試合に勝ってくれれば怒りも半減するんですけど、4回3四球でランナーをためて投手の篠田にタイムリースリーベースを浴び、7回のマートンのソロアーチで反撃ののろしをあげたのもつかの間、その裏安藤が3安打で1点献上...。4連敗中のチームは、なかなか上手くことが進みません(T_T)。

しかし、今年の打線はホント、凄いですね。8回城島の2ラン(写真下左)で2点差、9回には四球から平野が二盗を試みた際に敵失を誘い一気に3塁へ。鳥谷の内野ゴロの間に生還し、ランナーいなくなったと思ったら新井が2ベース。流れは完全に阪神ペースでこのまま逆転するぞ、と期待感十分の攻撃でした。ちなみに、試合終了後の混雑を避けるため9回がはじまる前にパフォーマンス席から移動し、出口に近い内野席の後ろに移動して観てたんですが、観客席とグランドが近く、ベンチの様子もかなりよくわかりました(写真下中)。試合は1死2塁から、ブラゼル、金本(写真下右)が大飛球を放つも、打球はいずれも外野手のグラブに収まりゲームセット(T_T)。う〜ん、あと一歩。惜しい試合でした。

    

広島vs阪神13回戦

 

〔阪神〕 メッセンジャー−藤原−安藤−川崎−久保田
〔広島〕 篠田−大島−横山−チューク
[勝] 篠田6勝4敗
[S] チューク1S
[敗] メッセンジャー3勝2敗
[ホームラン] ブラゼル35号、マートン11号、城島19号

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