キャンプリポート2003

 

星野阪神2年目は、秋季キャンプを倉敷で行い、春季キャンプも前半が沖縄・宜野座で後半(2/14〜)からようやく安芸へやって来る、という四国に住んでいる人間にとってはかなりじらされたキャンプ。土日が2回しかなく今年は無理しないでも...、と思っていたのだが、金本・伊良部・ポート・ウイリアムス等の新戦力の評判もよく、結局は2年連続の安芸詣で、を決意しました。2月22日に行くぞ、と決めた前週の日曜の時点では降水確率20%とほぼ大丈夫。しかし、毎日のように確認していた週間天気予報では、20→30→40→50と徐々に上昇し、当日にはついに降水確率70%に(^^;)。でも、30%は降らないんだ(笑)、と自分の都合のいいように解釈し、朝6時に出発。去年の経験を生かし、これなら9時前に到着して駐車場も余裕余裕、と意気込んでのドライブとなりました(^^)。

往きのBGMはさだまさしの「LIVE 二千一夜」。片道3時間弱なんで、ライヴ版が丁度いいですね。6時というとまだ真っ暗、星一つ見えない暗い空(^^;)から水が落ちてこないことを祈りつつも、心はすっかりさだワールドに染まってそんなこと考えることすら忘れてました(^^)。高速道路に入る前にサー○ルKでおにぎりとパンをゲット。去年は途中で暢気にうどんなんか食ってたもんだから遅くなりましたから、これも学習学習(^^)。さすがにこの時間は一般道も高速道路も空いていてスイスイ進みます。予定より早く着くだろうな、と思いつつCDは2枚目に突入。

しかし、悪夢は突然訪れた...。伊予三島(虎キチ@愛媛の生まれ故郷です)も過ぎ川之江に入ろうか、という所で「前方に事故車」という電光掲示が目に入りました。事故車って言っても大したことないだろう、と思っていたのだけど、2Kmくらい進むとストップ、そこから動けなくなりました(T_T)。何分か止まっていたのですが、いっこうに進む気配がないので、他の人同様に車から降りて歩いて前に進んでみると、トラックが横転していて片側2車線の高速道上り線を完全にふさいでる状態。これじゃあ進めません(T_T)。こういう時って人間誰にでも話しかけたくなりますね。虎キチ@愛媛だけ?その辺歩いてる人と「こりゃ大変ですね。時間かかりそう。あれが運転手みたいですね、怪我も大したことないようで何より...」という話をしながら、あせってもどうしようもないしやっぱ寒いので車に戻って、暖房の中でコンサートの再開です(^^)。

しばらくしてようやく救急車が到着。どうやら事故からほとんど時間が経ってなかったようです。もう少し早く出発していたなら、下手すると巻き込まれていたんではないか、と考えるとちょっとぞっとしました...。それからしばらくして警察が到着、現場検証を始めました。その間、みんなずぅーーっと待たされっぱなし。せめて道路を斜めに遮断していたトラックをまっすぐにして片方のレーンだけでも通れるようにすればいいのに、と思っていたのですが、レッカー車が来たのは1時間以上経ってから...。移動できるようになるまで2時間近くかかりました(T_T)。せっかく早朝から出た意味が全くなくなりました...。

移動しはじめて4〜5Km位のところにPAがありましたので、トイレに寄ったら長蛇の列(笑)。みんな2時間も待たされて同じ思いだったようです。そこからは順調に高知・南国インターまで進んだのですが、本来1時間半くらいの高速道で倍の所要時間。これでも高速の通行料は通常どおり取られるんですよね。何だかちょっと損した気分です。俺の3200円か2時間の時間を返せぇ〜!

一般道に入り、気を取り直して(心の切り替えは早いんです(^^))車は安芸市へ向かいます。大学時代に5年間(^^;)生活してた街ですから地図が要らないのが便利です(^^)。去年行って以来の高知なんですが、それでも少しずつ街は変わってきていました。こんなところにこんな物が出来たんだな、とかって思いながら、そして南国市を過ぎたあたりからついに雨...。

安芸到着は10時20分頃でした。球場近くの駐車場は既に満車で、去年止めた所と同じ場所、10分くらい歩かなければならない場所に駐車しました。また、今年開通した第三セクター・土佐くろしお鉄道の後免−奈半利線にタイガース列車が走ってるっていうんでそれを見る予定にしていて球場前駅到着時刻が10時18分ということも調査済み。事故がなければ余裕で見ることが出来たのですが間一髪アウト、残念でした。球場に到着して、雨は降ってましたが、傘がなくてもなんとかなる状態。選手は守備練習を行っているところでした。

    

写真左は投手陣。左から順に太陽、金澤、下柳、吉野。投内連係で吉野がポロポロやってたのが目立ってました。吉野って守備下手でしたっけ?あと、球児を見つけられなかったのは残念(T_T)。真ん中の写真は遊撃争いの面々ですね。こっちに向かってボールを追いかけているのが秀太ですが、あとはピントが甘く(^^;)よくわかりません。新しいデジカメに慣れてなかったせいもあるのでしょうが、オートフォーカスを信用し過ぎました...。右から二人目は雰囲気からして久慈でしょうか(^^)。残りの3人は沖原、藤本、斉藤と思われますが、久慈のように雰囲気でわかるような野手になってもらいたいですね。そして、右端の写真は外野争いを繰り広げる平下、赤星、桧山、濱中の面々。この直前まで外野守備練習をしており、それが終わって引き上げてきてからもサードベース横の位置に立って、内野手のプレーに声をかけてました。チームの和、というものが感じられた場面でした(^^)。

観戦をはじめて30分くらいで雨は本降りに(T_T)。井川や藪、今岡、アリアスなどの主力選手の姿は見つけられませんでした。雨模様、ということで安芸ドーム(室内練習場)にいたのかもしれません。新外国人もポートの姿は見かけましたが、虎キチ@愛媛が見ている時には投内連係に加わっていませんでした。新加入の選手こそ連係プレーの練習が必要だとは思うのですが、雨の関係で大事をとっていただけならいいのですが...。

午後からは打撃練習の予定だったのでフリー打撃でのウイリアムスやポート、球児等(名前はあくまで虎キチ@愛媛の希望であり公表されていたわけではありません)の登板、主力選手のバッティングを目の当たりにしたかったのですが、とにかく雨がどんどんひどくなってきまして、滞在時間40分で安芸を後にしました。翌日の新聞によると、その後大半のナインは安芸ドームの方に移動したようです。安芸ドームは確か一般の人は入場させてもらえないはずだから、帰ったのは正解だったかもしれません。ただ、今岡、桧山、濱中、アリアスら主力8選手が雨中のフリーバッティングを行ったそうです。「このくらいの雨、甲子園なら試合してる」という星野監督が打撃ケージ横で雨に濡れながらバッティング練習を見守っていたそうです。これを見れなかったのはちと残念...。

以下は帰りに球場方向を撮ったものです。結構降ってるでしょ。左の写真はタイガータウンの入り口、と言ったらいいのかな?右後方に映っているネットがサブグランドのものです。ダッシュを繰り返している福原の姿を確認することが出来ました。この「歓迎!阪神タイガース」のアーチをくぐって、サブグラウドを右手に、お土産屋さんやたこ焼き・焼きそばなどの定番屋台を左手に見ながら、坂道を数百メートル上ったところにメーン球場があります。また、右の写真が安芸ドーム。左隅に「歓迎アーチ」が小さく映っているからどの位置にあるかはだいたい想像できますね。ちなみにこの写真を撮った位置から右に135度くらい回転(数学教師らしい言い回しですね(笑))すると、そこには土佐くろしお鉄道の「球場前駅」があります。公共機関を使って安芸に行かれる方は、駅、ホントに近くて便利ですよ。絶対迷えません。迷ったとすれば、あなたは世界最強の方向音痴です(笑)。

   

雨の中、10分歩いて駐車場まで戻って駐車場係りのおばちゃんと談笑。先週も今週も土日が雨だっていうんでおばちゃんも残念そうでした。愛媛から来たって言うと「せっかく来てくれたのに残念だったね。来年また来てね。気をつけて帰って。」と言葉をかけてもらって、残念だった気分が少し癒されながら車に乗り込むことが出来ました(^^)。高知市内にも寄ろうかな、とも考えましたが、今年は寄らずにそのまま帰ることにしました。

帰りのBGMは「さだまさし白書 リサイタル’92」。11年前の2月25日(虎キチ@愛媛の誕生日だ(^^))に東京厚生年金会館で収録されたもので、トークの中には「これを未来で聴いてくれてる人がいる」っていうのがあって、まさに今の俺じゃん、なんて思いつつ聴いてました(^^)。往きは事故があったのでライヴ版だけでは足りず他の曲も聴いてたのですが、帰りはほぼぴったり。11時30分頃に出発して自宅に戻ったのが14時少し過ぎ、他の歌手のライヴだと時間が余るんでしょうけど、さだまさしコンサートではアンコールが聴けない(^^;)、という時間でした。結局、移動に7時間強、滞在40分というとんでもない強行スケジュール。さだまさしライヴは堪能できたけど何だか不完全燃焼のキャンプ観戦となりました...。

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