2005年ドラフト会議

 

自由獲得枠1人目は岡崎太一捕手(松下電器)。
180センチ、84キロ、右投げ右打ち、21歳。
遠投100メートルの鉄砲肩はアマ球界No.1の強肩との呼び声が高い。また、50m走6秒4と、身体に似合わないスピードも持ち合わせている。

自由獲得枠2人目は能見篤史投手(大阪ガス)。
180センチ、70キロ、左投げ左打ち、25歳。
MAX147キロを誇る速球に切れ味鋭い変化球で立ち向かうアマ球界屈指の左腕。「インコースのストレートとスライダーで右打者を抑えられる左投手」とは、大阪ガスの湯川監督談。鳥取城北時代は井川(阪神)、川口(元オリックス)とともに高校左腕三羽烏として呼ばれており、井川に追いつくようなピッチングを期待したい。

ドラフト4巡目は橋本健太郎投手(日本新薬)。
191センチ、85キロ、右投げ右打ち、24歳。
191センチの長身から投げおろすMAX147キロの直球は威力十分。直球と落差のあるチェンジアップ、そしてスライダーとのコンビネーションは、打者にとっては相当やっかいである。

ドラフト5巡目は大橋雅法捕手(北陽高)。
182センチ、80キロ、右投げ右打ち、18歳。
矢野捕手と同じ大阪市平野区瓜破出身で高校は岡田監督の後輩にあたる、まさに阪神に入るべくして入った選手。遠投120メートルの強肩捕手であるが、高校通算43本塁打、広角打法も魅力のスラッガーとしての素質に目をつけ、プロ入り後はコンバートか?

ドラフト6巡目は赤松真人外野手(立命館大)。
182センチ、72キロ、右投げ右打ち、22歳。
1試合5盗塁の関西学生野球リーグ記録を持つ。50m走5秒6と赤星に匹敵する足に遠投120メートルの強肩、足と守備はすぐにでもプロで通用する。打撃を磨き赤星とのレッドコンビで塁上をかき回して欲しい。

ドラフト7巡目は高橋勇丞外野手(済美高)。
175センチ、68キロ、右投げ右打ち、18歳。
済美高校の創部3年目での甲子園初出場初優勝(春の選抜)時の3番でキャプテン。甲子園での打率は低かったものの準々決勝の東北高校戦での逆転サヨナラ3ラン、昨秋の四国大会準決勝対明徳義塾戦でも、0―7の劣勢から2ランを放って8―7と大逆転する口火を切る等、抜群の勝負強さが印象に残る。重さ2キロの鉄バット素振りで鍛え、背筋力247キロを誇るパワーに、50m走6秒1、そして遠投118メートルと攻走守三拍子揃っており、盟友・鵜久森(日ハム8巡目)と共に、数年後のプロ野球界を盛り上げて欲しい。高校通算31本塁打。

ドラフト8巡目は辻本賢人投手(マタデーハイスクール休学中)。
181センチ、75キロ、右投げ右打ち、15歳。
昭和64年1月6日生まれ、文字通り昭和最後の怪物は、ドラフト制導入後の史上最年少選手は日本の高校1年生にあたる。まだ15歳だが身体能力に長け、アメリカでは元巨人のライト投手からのお墨付きをもらう。15歳にしてMAX142キロの速球を誇り、夢の160キロ突破に期待がかかる将来性豊かな投手。

ドラフト9巡目は玉置隆投手(市和歌山商)。
180センチ、70キロ、右投げ右打ち、18歳。
50m走5秒9、遠投115メートルの身体能力を誇る。MAX142キロの速球に縦に割れるカーブも一級品だが高校通算5本塁打、今夏の和歌山大会決勝まで残した打率が580と、打者としても評価しており、内野手として育成するプランもある。投手として生きるか、打者として生きるか。いずれにしても楽しみな素材である。

ドラフト10巡目は水落暢明外野手(信太高)。
183センチ、78キロ、右投げ右打ち、19歳。
名門・平安高に進学するも1年次、2度にわたる熱中症で生死をさまよい中退。家業を継ぐため調理師をめざし、野球では無名の信太高へ入学。野球への未練が捨てきれず1年終盤に入部し、年齢制限のため最初で最後の夏となった2年次には、創部9年で1勝のチームをエースとして大阪府大会ベスト16まで引っ張った。50m走6秒8、遠投120メートルの身体能力を生かしMAX143キロの速球に加えてカーブが最大の武器。地獄を見た男の底力に期待したい。

 

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