このページには、少年法に関する先生のお言葉をまとめているのでございます。高校生という、感受性の激しい年代の子供達に毎日かかわっている先生にとって、少年犯罪は他人事のことのように思えないのでございます。

わたくしは、以下の先生の御発言に対し賛成しております。これを読まれた皆様がどういうお考えを持っておいでになるか、先生は深く興味がおありのようです。もし、ご面倒でなければ、メールにて、連絡していただきとう存じます。m(_ _)m

平成9年春、神戸で信じられないような事件が起きた。中学生が小学生を殺害し、そして頭部切断の上、自分の通う学校の正門前に放置した。この少年が逮捕された時、マスコミはこぞって少年法の見直しについて報道し、実際その件について「時期が来ているかもしれない」と述べた政治家もいたように記憶している。

20歳という年齢に達して無い場合、たとえ前述のような凶悪犯罪が起こったとしてもその犯人は「少年だ」というだけで、重罰に処されることはない。その少年法を改定しようという動きに基本的には賛成である。

そして、平成10年に入りナイフを使った少年の事件が多発している。殺人事件にまで発展したものもあり、まさしく信じられない時代になったものである。しかし、相変わらずあるテレビ番組で主人公がバタフライナイフを使っていたのが影響して、等というナンセンス(だと私は思います)な理由を主張する人もいて、根本的な解決にはほど遠い現状である。

基本的には賛成なのだが、一つ納得のいかないことがある。私は少年法改訂より先に「学校教育法」の改訂が先だと思う。「罪を起こした少年の罰をどうするか」というよりも「罪を起こさない少年を育てる」ことが先決ではないだろうか。

今や日本の児童生徒の学力レベルは世界有数である。しかし知識偏重のあまり、ロボットのような生徒がいるのも事実である。「勉強さえしていれば何をしても許される」。こう考えている生徒はまさかいないと信じたいが…。能力なんか低くても他人のことを敬い、常に回りを見渡せる人間を育てる方が大切ではないだろうか?

また最近は聞かれなくなったが、「公園デビュー」というのがあると聞く。子供が産まれ、外で遊ばせるくらいの年齢になってはじめて近所の公園に親子で行く時のことをこう呼ぶそうである。子供なんてほっておいたら仲良くなるものであるが、そこには親どおしの変な連帯感があり、新しく来た親に何か気に入らないことがあると、その子供を自分の子供と遊ばせないそうである。平成11年末には、この母親間のいじめが原因と見られる殺人事件が起こった。あまりにも悲しい結末です。(T_T)

小さい頃から親が「いじめ」をしているのを見て育った子供達が、いじめたりいじめられたりするのを誰が批判できるであろうか。子供たちのことを責める前に、まず一人一人の大人がよく考える必要があるのではないだろうか。「親の気持ちも知らないで…」と怒る前に子供の気持ちをわかってあげてますか?ただ単に「ゲームばかりするな」「漫画ばかり読むな」ではなく、そこに何があるか知ってますか?今やゲームも立派な一つの文化だと思います。大人も子供のことをもっと知らなくっちゃっ!(^^)

ご意見ご感想を是非までお寄せください。

ところで、こういう事件が起こると犯人は「少年である」という理由で保護され、名前も何もかも公表されない。それに対して被害者は、たとえ子供であろうが何であろうが、そのプライバシーは全く守られていないような気がする。少年法を改正するなら、被害者のプライバシーも守れる法にしてほしいものである。

それからN○Tのサービス。「184」とか携帯の非通知設定のおかげで、誰からかかってきたかわからないいたずら電話・無言電話に苦しんでいる人もいると聞く。自分にいたずら電話がかかってきてるんですよ。明らかにいたずら電話・無言電話なのに、その相手を知る方法がないなんて変だと思いませんか?N○Tに問い合わせても「相手のプライバシーの問題があり..」という返事。明らかに悪いことをしている人間のプライバシーをそこまで保守する必要があるのだろうか?いた電する側は非通知でかければばれない、つまりプライバシーが守られているのに、される側はただひたすら我慢するだけ。何か間違ってる!

以上で、わたくしのコーナーは終わりです。以下のわたくしの顔をクリックしていただくと、「西坂先生なページ」のトップページに戻れますので、他の人のコーナーも是非お楽しみいただきたく考えております。本日はまことにありがとうございました。また、わたくしと一緒に勉強がしたくなったら、いつでもお越しくださいませ。

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