メーリングリストって何?

インターネットの検索システムを使って「メーリングリスト」(以下MLと略します)を検索すると何百、何千という数の結果が表示される。ある程度電子メールをやっていると自然に耳に入ってきたりもする。でも、MLって一体何なんだろう?MLというのは、ある共通の趣味を持った人たちが集まって作られたネット上のサークルのようなものです。そのMLの中の誰かがML宛にとある内容のメールを出す。そうすると、それがMLに入っている全員にコピーされ配布されるシステムです。

上の図の例でいくと...。

1 AさんがMLにメールを送る。
2 MLのシステムでそのメールが自動的にコピーされる。
3 コピーされたメールがMLに入会している、Bさん、Cさん、Dさんに送られる。
4 もちろん、自分宛にもそのメールは届きます。

そうやってみんなに届いた同じ内容のメールに対しての返事(レス)は誰が出してもいいんです。基本的に返事もML宛に出すことになります。そうするとその返事もまた全員にコピーされ、そしてまた誰か(最初の人じゃなくってもいいんです)が返事を返す。するとまた全員にコピーされ...。そうやっていろんな人のメールが流れていくわけです。

簡単に言いますと、メールを使った会議ですね。インターネット、という媒体を使った架空の会議室にみんながいる、と考えればわかりやすいかもしれません。誰かがメールを送る=会議で誰かが発言する、ということです。誰かが発言すればそこにいる人みんなにその声は聞こえますね。MLで誰かがメールを送ると、その架空の会議室にいる(つまりMLに入っている)みんなにそのメールが送信される、というわけです。

いろんな話題に対してどんどん発言する人、基本的に来た記事を読んで楽しむだけだがたまに投稿する人、ずっと読むだけの人、などその参加形態は様々です。実際の会議でもよく発言する人と聞いているだけの人がいますよね。基本的にある共通の趣味を持った者が集まっているため、お互い見ず知らずのはずなのに、他人のような気がしません。随分前からの友人のような、そんな錯覚を覚えたりもする、そんな素敵な空間なのです。でも、当然のことですが、マナーは守りましょうね。親しき中にも礼儀あり、ですから(^^)。

最も大きな柱、というのは何のMLに入っているか、なのです。ちなみに虎キチ@愛媛はさだまさしのMLに入っているわけですから、当然話題はさだまさしの話がメイン(話の流れ上、全く違う方向に進んでいくこともある。まっ、これがまたおもしろいとこなんですが(^^))なんですね。ここに例えば「今日の愛媛は凄くいい天気です。こんな日は仕事なんか行かずに、どっか遊びに行きたいですね。それではまた。」みたいな記事を送ったとして、これがこのMLの趣旨にあってるか、といえば答えはやはりNOですよね?みんなさだまさしの会話で盛り上がりたくてMLに入ってるわけで、愛媛県の天気なんてどうでもいいわけです。

要は、その自分の出したメールがコピーされて参加してるみんなに届く。その届ける内容が本当にそのMLのみんなに伝えたい内容であるのかどうか、ということを考えなければならないと思います。なぁ〜んて言うと、凄く堅苦しく感じちゃいますが、そんなに難しいものでもありませんけどね。ただ、仕事で重要なメール等をやりとりしてる人もいる訳ですから、そんな人に無意味なメールを送りつけちゃうようなまねだけはして欲しくありません。それから、添付画像等でむやみにファイルを大きくするのも考え物ですね。

また、MLごとにそれぞれのルールみたいなものが存在する場合もあります。そのあたりはそのMLの管理人さんにでも相談するのが一番ですが、管理人さんもおそらくインターネットが仕事じゃない方が多いはずですから、みんなから質問メール出されても困ると思います。MLに入ったら、あいさつ程度のメールを投稿(別に無理にしなくてもいいけど)するのは別として、しばらくは受信ONLYで、他の人の投稿を読んでいれば自然と修得していけると思います。

基本的に参加料などは無料だと思います。自分にあったMLを見つけて、楽しんでみるのも、インターネットの楽しみ方の一つではないかと思います。

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