ジャンル別ゲーム解説

 

RPG(ロールプレイングゲーム)

ゲームを全く知らない人でも「ドラクエ」という言葉は知っているかもしれない。「ドラクエ」とは「ドラゴンクエスト」の略であり、このゲームこそRPG人気に火をつけた、と言っても過言ではない。

RPGは主に剣や魔法を駆使して、最初は弱かった主人公が戦いで得た経験に比例して強くなっていき、最後はその世界を我が物にしようとたくらむ魔王を倒す、という設定が多い。ゲームする者は主人公を操作する。ある街からスタートするが街の中でまず情報収集する。「Aという街は魔王の手下に苦しめられている」「Bという街には魔王の居場所を知っている者がいる」「Cという街へ行くにはDという洞窟を抜けねばならない」等いろんな情報を聞くことが出来る。Bへ行って話を聞くと、「まずCへ行って仲間を見つけよ」と言われる。でも洞窟のトビラが開かない。Aの街を救ってやると街の人から洞窟のカギをもらうことができた。こうやっていろんな街や洞窟などを探索しながら最終的に魔王をやっつけます。

また主人公は最初は武器や防具を持っていません。敵と戦って経験値とお金を手に入れることができ、そのお金で買うことになります。最初の街を出てしばらく歩いていると敵と遭遇します。戦いは大きく分けてコマンド入力タイプとアクションタイプに分かれます。コマンド入力タイプの方は「戦う」とか「魔法」とかのボタンを押せば勝手に攻撃してくれますから初心者でも安心です。アクションタイプはその名の通りやや苦労することになります。

敵を何匹か倒し経験値がある一定のラインを超えると主人公のレベルが上がります。最初はEという敵を3回たたかないとやっつけられなかったのにレベルアップすると2回、1回でやっつけられるようになります。またこちらも傷つきます。それが一定のレベルを超えると倒れてしまいますから、倒れる前に薬草か魔法、あるいは街へもどり宿屋に泊まって回復させます。魔法もボタン1つでかけられますからご安心を。

貯まったお金で武器や防具を性能のいいものに買い換える。戦ううちにレベルもどんどん上がっていく。最初は弱かった主人公も、魔王と対等に戦える力をつけ、最終的に魔王をやっつけに行くわけです。クリアーまでは最低10数時間、長いゲームになると50時間、60時間以上かかるゲームまで多彩です。最初は面白くないかもしれませんが、だいたい1時間もすればそのゲームの世界に引き込まれることでしょう。虎キチ@愛媛が最も好きなジャンルです。

お勧めは「天外魔境U」今までプレイしたゲームの中で全ジャンルを通じて虎キチ@愛媛が最も推奨するゲームでもあります。主人公の卍MARUの魅力も去ることながら、その仲間がまたゲームのおもしろさを最大限に発揮してくれます。女好きで派手好きではちゃめちゃ(何せ巻物を天狗から盗んでしまうこともある正義の味方です)、しかしその剣や魔法の腕も天下一品のカブキ団十郎。怪力の持ち主で1000年以上生き続けている極楽太郎。そして戦うことを拒む謎の美少女、絹。また、敵である根の一族も、カブキに負けない派手好きの菊五郎や馬鹿城(「うましか」と読みます)のマントー、オカマの肉助等、個性あふれるキャラクターだらけ。とにかくものすごくお勧めのRPGです。惜しむらくはPCエンジンであったこと。これを動かすことが出来る本体は今やほとんど見ない(T_T)。しかし、2003年秋、その「天外魔境U」がついにプレステ2とゲームキューブに移植されました。が、時代の違いからか表現法など少し柔らかくなってる部分がある、レベルアップしやすく敵とのバランスが悪い等、不満点がかなりある粗悪ソフトに生まれ変わってしまいました(T_T)。そして満を持して2006年3月、NINTENDO DS版の発売。ほぼ完全移植のソフト。卍丸やカブキが喋りまくり、極楽や絹の感動の物語がしっかり堪能できます。1時間に1度は盛り上げる、というコンセプトで作られたソフト。ネット検索してもどこも売れ切れ中、ということからもわかる通り不滅のソフトです。見つけたら即買い、そしてプレーしてみてください。あなたも天外ワールドに引き込まれることでしょう。

      

最も無難な選択は、ドラゴンクエストシリーズ(現在1〜8まで発売)。ドラクエの中では「3」と「5」がお勧めですね。プレステで発売され始めた7以降は絵は凄く綺麗なのですが、画面がリアル過ぎて街をうろちょろしているうちに車酔いにあったような感覚に陥ります(^^;)ので慣れが必要です。ファイナルファンタジーシリーズ(1〜12)も好評ですが、魔法の適正を見極めたり相手の弱点をついたりした攻撃をしないといけない部分が多々あり、虎キチ@愛媛はあまり好きではありません。ただし、より戦略的な戦いが出来る点、そしてビジュアル面での美しさは天下一品です。

そして、主にゲームボーイで発売されている「ドラゴンクエストモンスターズ」が意外にお勧めです。モンスターを仲間にするというポケモンシリーズ(子供向けと酷評する人もいますがモンスター集めはかなりハマリます。これもお勧めです。)と、入るたびにダンジョンの形が変わるというトルネコの大冒険シリーズを上手くミックスさせた感じのゲームに仕上がってます。ドラクエでおなじみのモンスターたちを仲魔にして融合、より新しいモンスターを作りつつ最高のモンスター使いを目指します。配合を重ねると竜王やゾーマ、デスタムーア等、ドラクエ歴代のボスまで仲魔に出来ます。

中ボスとの対決では洞窟でドラゴンに連れ去られたお姫様を助け(助けようとすると「私の待っていたのはあなたではない」と断られます(^^;)。ドラクエIの勇者が来るのを待つみたいです(笑))たり、街を守るゴーレムとの対決、キラーパンサーとの戦い等、ドラクエをやりこんだ人たちにはおなじみのあのシーンが登場、外伝的な作りが盛り上げてくれます。またゲームクリア後に行けるダンジョンは竜王、ハーゴン、ムドー等のドラクエ歴代のボスたち。歴代のボスと次々と戦えるのは結構贅沢かも(^^)。続編のドラモン2はトルネコ風のダンジョンRPGではなくオーソドックスなタイプになるものの仲魔システムは健在。結構ハマリますよ(^^)。

            

これらの画像はBlueForest様よりお借りしています。

アクション

おそらく、最も発売された種類の多いジャンルと思われる。コントローラーの各ボタンがジャンプ、パンチ、キック等に相当しており、障害物を飛び越えたり敵を倒したりして行きながら画面の先へと進んでいく。各コーナーをステージと呼ぶことが多く、各ステージの最後に中ボスと呼ばれるキャラがいて、そのキャラを倒せばステージクリアーとなるゲームが多い。そうやっていくつかのステージをクリアーし続けての最終ステージにいるボスキャラを倒せばゲームクリアーとなる。お勧めは、任天堂各ハードで発売されているスーパーマリオシリーズ。

また、戦いだけにゲーム性を置いた「格闘アクション」というジャンルがある。様々なボタンの組み合わせにより、多数の技を繰り出すことが出来る。ボタンの組み合わせの種類が多く、また複雑なものもあり、覚えるまでは一苦労するが、一度覚えてしまうと別のゲームでも比較的似たような組み合わせで技を出せることが多い。アミューズメントセンターでは人気のジャンルで、特に対戦台と言って全く知らない者どおしがゲーム上で対戦できるようになっている。それらのゲームの移植物が家庭用として、かなり高画質で再現されている。バーチャファイターシリーズ、鉄拳シリーズ等それぞれが独特の世界を作り上げている。

シミュレーション

ステージと呼ばれる空間(地面であったり、空、海など場面に応じて変わる)が将棋やオセロのような碁盤の目状に分割されており、その中をキャラクターが移動・攻撃を繰り広げる。攻撃は原則的にRPGにおけるコマンド入力式と同じであるため、特に技術は必要としない。ステージは20から多いものでは40〜50以上に及ぶまで様々であるが、1つずつステージクリアー(「敵の全滅」というパターンが多いが、ある指示されたの場所にキャラクターが到着など、独特のクリアーパターンのステージも存在する)していき、最終ステージのクリアーにより、ゲームクリアーとなる。

将棋の金と飛車の進み方が違うように、ゲームに登場するキャラによって進み方は違う。将棋同様1キャラのみで敵陣へ進むと玉砕することが多いため、進み方(あるいは守り方)が重要になってくる。将棋と違う点はキャラに強さの設定があること。将棋の場合、金で歩をとる場合も歩で金をとる場合も、とにかく敵の駒の上に置けばよいが、シミュレーションの場合、強さの設定があるため、AというキャラはBというキャラには攻撃しても勝つことが出来るがCというキャラには力の差があって攻撃しても意味がない、という状況もおこる。また、大抵1度の攻撃では相手の体力の一部を奪うことしかできず、何度か攻撃を加えること(もちろん複数キャラで1キャラを攻撃することも可)によって、敵を倒すことになる。

RPG同様、魔法などが存在していることも多く、1度に複数の敵を攻撃したり、体力のなくなってきた味方や自分自身の体力を回復させることもできる。

お勧めは虎キチ@愛媛はやったことはないのだが「信長の野望」と「三国志」。いろんなゲーム機に移植されていることからもその人気の高さ、おもしろさは間違いのないところである。実際の歴史上の人物を使い架空の世界で架空の歴史づくりに挑む。このゲームの世界では織田信長も本能寺で死なず日本統一を成し遂げることが可能なのである。また、ややマニアックであるが虎キチ@愛媛は大好き、スーパーロボット大戦シリーズもお勧めである。特にCD−ROMの特性を最大限に生かし、マジンガーZの兜甲児やガンダムのアムロ=レイなどのヒーローたちが当時の声優の声そのままで必殺技の声を叫んでくれるのはファンには感涙物である。

         

スポーツゲーム

野球、サッカー、テニス、バスケット、プロレス、F1等あらゆるスポーツのゲームが存在する。操作も比較的簡単で、野球のピッチングやバッティング、サッカーのシュートなど大抵の操作はボタン1つでOKである。どの種目のスポーツゲームについても、実際のスポーツにルールにしたがって進行するように作られている。

お勧めは「実況パワフルプロ野球」。野球好きにはたまらない野球ゲーム。特にピッチングの奥が深く、適当にボタン操作しても投球できるが、かなりの野球通でもピッチングの組立を楽しむことが出来る。打撃がやや慣れるのに時間がかかるため、最初はまったく歯が立たないが、慣れてくると大変のめり込むゲームである。また、実況のタイミングも良く、よりゲーム熱を盛り上げてくれる。

シューティング

敵のミサイルなどの攻撃を防ぎながら、自らもミサイルなどで応戦し敵を倒す。’70年代に大流行した「インベーダーゲーム」がその人気に火をつけた。インペーダーゲームのようなシンプルなものから、どこをどう進んだら敵の攻撃を防げるか全くわからないような複雑なものまで多種にわたる。

お勧めは「パロディウス」シリーズである。「グラディウス」という本格派シューティングをパロディー化して、いたるところにギャグを詰め込んでいる。それでいて、シューティング上級者にもうならせるような緻密な作りをしている。

パズル

「テトリス」「ぷよぷよ」等、落ち物系パズルと呼ばれるものが多く発売されている。基本的に上から落ちてくるピースを下に積む際に、同じ形や色のものをいくつか揃えるとそのピースが消えるようなシステムになっている。また一度にたくさん消したりすると相手に予定外のピースを送り込み邪魔をするようなシステムを使った対戦タイプのパズルゲームもある。

その他にも立体神経衰弱と形容できる「上海」や、押すことしか出来ない荷物を順序よく動かして所定の位置に移動させる「倉庫番」など種類は豊富である。いずれもやりだしたらとまらなくなる中毒性のあるものが多いのもパズルゲームの特色である。

テーブル

将棋、オセロ、チェス、囲碁など大抵のものは揃っている。実際にプレイする感覚と同じように画面上でプレイすることができる。友人との対戦はもちろん、コンピューターとの対戦もでき、一人で技術を磨くことが出来る点で、実際のプレイよりも楽しめる。ソフトの中には対コンピューターに勝利したときに表示されるパスワードをメーカーに送ると、実際の段位をもらえるようなシステムになっているものまである。

アドベンチャー

本を読むように物語が進んでいき、所々で分岐点がある。そのいずれかを選ぶことによっていろんな物語を体験することが出来る。虎キチ@愛媛自身好きなジャンルでないため、ほとんどプレイしたことがないので、詳しい説明が出来ず申し訳ありません。また、現在はサウンドノベルというジャンルで、映像と音に力を入れているソフトが増えている。

その他

ボードゲーム(すごろくのようなもの)、クイズゲーム、ゲーム作成ツールなど多種多様にわたる。特にボードゲームでは「人生ゲーム」や「モノポリー」など昔から慣れ親しんできたものがテレビ画面上で行うことが出来る。お金のやりとり等をすべてコンピューターがやってくれるため煩わしさが無く、また一人ででもコンピューター相手に楽しむことができる。しかし醍醐味は友人が集まってワイワイやることであろう。ボードゲームとしては「桃太郎電鉄」シリーズがお勧めである。

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